東京を離れ、富士見町での生活が始まった
6月に引越し(移住)のアナウンスをしたが、コロナで荷物の整理が滞ってしまい、結局最後の1~2 週間で荷物をまとめ、私はといえば、この時期にも(この時期に限って?)取材が重なったりして、それらの仕事をこなしながら、なんとか荷物を新住居へと送り、これまで住んだ部屋を引き払ったのだった。
空になった部屋。10年もの間、どうもありがとう。
ここでの思い出は、忘れがたいものばかりだ。
そして。
高原の町、富士見へ。
先日、お豆腐を買った店の主人によると、「昔は夏でも涼しくて気持ちよかったんですけどね、今は朝夕こそ涼しいけど、昼間は東京と変わらないね」。
やってきたのがちょうど夏至だったから、太陽がアタマの真上にあって、昼間の日差しはとても強く、日傘か帽子が必須。
しかし、朝と夕方は 20度以下にまで気温が下がり、今度は上着が必須。これが高原の夏というものか。
そして。
私は引越し直後も取材と締め切りが何件か重なり、もう朦朧としながらなんとか乗り切り(まだ乗り切れたかどうかはわからないのだが……)、やっと少し余裕ができたのである。
あと。
私にとってはかなり深刻な問題だったのだが。
Wi-Fi が、入らないのである。
いや、きちんと調べていれば問題なかったかもしれないのだが。
それまで使っていた SoftBank Air が、ひょっとしたら圏外かも、と係の人に言われていたのが、よくよく調べてみたら、全然圏外だったのである。
隣の茅野市、山梨県北杜市は一部入るところがあるようだが、富士見町は全然ダメだ。
そこで、諏訪地方のいちばん大きなケーブルテレビの会社である、LCV の光プランを導入。
先日、お邪魔した酒屋のお兄さんは、ドコモの光にしているようだが、新居のアパートにはすでに LCVが入っており、それとセット割に(つまり安く)することができたのである。
※ テレビは持ち合わせていないので、ケーブルテレビが入っているのは正直なところ必要ではなかったのだが、これで相殺、みたいな感じになるかも。
LCV の工事は 3日後で、つまりまだ新居には Wi-Fi が入っていない。
ケータイのプランもいちばん安価なものにしているため、「あと少し使ったら、上限を超えるぞ……」という恐ろしいメッセージが届き、、今の家は図らずもデジタルデトックス状態なのである。
ということで。
図書館で地元の歴史書を借りてきて、読んでいる。
まだ読み始めたばかりだが、馴染みの地名や苗字が多く登場してきて、かなり興味深い。集落同士の関係性などを知るために、読み込んでおいたほうがいいだろう。
※ ちなみに、図書館で Wi-Fi が使えることを知った。あと一週間ぐらい早く来ていればよかった……。
また。
ごみの分別があまりにも細かくて、慣れるまで難儀しそうだ。
東京にいるときは、紙もプラもとりあえず燃えるごみにしておけ! 的な大雑把な括りだったから、ごみ袋も 2~3 種類あればよかったが、今回は常に 5~6 種類の中から、「えっと、これは、どこに入れればいいんだっけ……?」としばし考えこまないと(そして写真の表とにらめっこしないと)わからないのである。
そして、ごみを捨てる日も把握するのに時間がかかりそうだ。
地域ごとの「ごみ捨てカレンダー」なるものを作ったら、売れるんじゃないかと思うぐらい(笑)。
それとも、慣れればバッチリ頭に入るのだろうか。。