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Nio Yacht Owners' Club

2023年初夏クルーズ、五島列島「鯛ノ浦(中通島)」は、まことに静かな泊地!

2023.07.04 08:52

(HAPPY艇からの寄稿記事)

2023年7月4日(火)、朝7時のNHKニュースはこのところ、九州地区に発生する「線状降水帯」の被害と警戒のニュースが冒頭を飾っています。梅雨明けに向かっての最後の雨降り、これが明ければ強い強い夏の日光が待っています。

「ハウステンボス」入りしてから約1週間、今日も含め毎日が雨、もしくは曇り、強い日差しは時たま出るといった状況が続いています。しかし、その時たまの日差しの勢いは強く、アフトデッキにある濡れた雑巾、足拭きマットは立ち所に乾いてしまいます。日差しが出れば「炎天は嫌だなぁ」と思う年齢になってから、夏はすっかりクルーズのオフシーズンになってしまいました。

さて、本日の泊地は同じ「中通島」にある「鯛ノ浦」です。荒天の際の避港先をあらかじめグーグルマップで探していた時に見つけた先です。南東に向かって開口部があリますが、それ以外は切り立った山、崖に囲まれています。関東で言うなら「諸磯」のようです。さらに調べると、「上五島海の駅」の認定を受けたという記事も見つかりました。その浮桟橋はわずか20mぐらいの隙間しかない波消しブロックと磯の間を抜けた奥にありました。

この立派な桟橋には一日2便、長崎とを結ぶ高速船が着きます。片道100分、乗務員と少し話をしましたが「この港でも台風で南東の風の時は高潮と合わせてこの待合所床まで海水が打ち寄せました、それでもこの浮桟橋はびくともしませんでした」と聞かされびっくりしました。開口部から吹き寄せられると幅が狭いこと、とどのつまりゆえに海水の逃げ場がなく、満潮時間と重なるとそうなりやすいのだと思われます。

浮桟橋はこれ以外に漁師用もあって、よくある地元漁船の荷揚げと重なることもないようです。トイレ、水、そして利用手続きもこの待合施設で済ますことになります。

S印が「有川港」、G印が「鯛ノ浦港」、距離は海上でこそ17マイル、45分の距離でしたが、海図上では水深面で行けそうな「頭ケ島大橋」の下を通過するコースも考えましたが、ここは安全第一、沖を大回りして向かいました。

下の写真は桟橋目の前の「三角島」に設けられた「鯛ノ浦神社」ですが、配置が面白いですね。そして船でしか行けません。

「Windy」によれば明日は海上南西10mの予報ですので、予定通りもう一日ここに停泊します。海の駅とは言っても、まだ知られておらず滅多にプレジャー艇は来ないそうで親切に扱ってもらっています。

利用手続きの際、傍にレンタルスクーターが置いてあるのを発見。聞けば2時間2000円、その後は1時間1000円だそうです。よし、明日が雨でなければこれを借りて、しばしのライダー気分を味わおうと思っています。