三代目❤️夢小説(臣隆編third)20 カウントダウン
2018.07.15 12:30
「あれ?出ないな…帰ってるはずなのに…」
『お客様のお掛けになった電話番号は電波の届かない所にあるか…』
「嘘だろ…」
「凹むわ…マジで」
すぐに隆二のiPhoneが鳴った。
『もし、電話した?』
「したよぉ!なんですぐ出てくんないの?」
『あ~…ごめんごめん‼ちょっと手が離せなかった』
臣の声に混じって女性の声が聞こえた。
「あれ?誰かいるの?」
『ん?いるわけねーし…TVの音だろ?』
「怪しい…」
『は?…疑ってんのか?』
「うん、もしかしたらって…」
『そんなに心配なら、自分の目で確認すれば?』
「え?今から来いってか?」
『ん』
「駄目だよ、明日ライブだし…朝早いんだ」
『だよな』
「…臣、見に来てくれるんでしょ?」
『どーしよっかな?わかんない』
「なにそれ?冷た…」
『見に来て欲しいんなら素直にそう言えよ』
「出たよ…」
「俺ら同い年なんだよ。つーか、何ヵ月か俺のが上だっつーの」
『だから、なに?』
「上から目線やめろ」
『じゃあどう言えばいいんだよ』
『必ず見に行くから頑張れよ!…くらい言えない?」
『アハハ…やだよ!ムダに熱いの』
「…わかったよ、もう言わなくていい」
『ん?怒ったのか?』
「別に」
『なぁ?』
「ん?」
『のど大丈夫か?』
『リハし過ぎて痛めてんじゃないの?』
「大丈夫だよ、これしき」
『なぁ…隆二』
「ん?なんだよ」
『離れていても、いつも一緒だから』
「……」
『俺も一緒にステージにいると思って、頑張れよ』
「おみ…」
「やべぇ」
『どした?』
「キュンとした」
『へ?』
「やっぱ少しだけ顔見に行っていい?」
『しょうがないなぁ…ったく』
つづく