7月15日 摩周温泉→中標津→根室(121km)
マーフィーの法則が働いたのか、日頃の行いが悪いのか、昨日は久々にガソリンスタンドのコイン高圧洗浄機を使って車を洗ったというのに、朝から土砂降りです(T-T)。
今日は、以前から予定していた Yの大学時代に所属していたワンゲル部のO先輩が経営されている牧場を見学させて頂くことに。
北海道は、沿岸部は漁村、内陸部は牧場と畑。
非常にハッキリしている形態ですが、内陸部の中でも、この辺りの牧場の大きさは群を抜いているように見えます。
牧場経営者の皆さんは、このような広大な牧草地の他に、牛を放し飼いにする為の、更に広大な土地を所有されているそうです。すごいですね。
こうした牧草地。
北海道ならではの自然の恵み、豊かな草原のように見えますが、管理には相当なエネルギーが必要なようです。
油断すると、牛が嫌いな雑草が生えてきてしまうのだとか。
いかに効率よく栄養を摂取させる事が出来るか、経営者の皆さんは、色々と知恵を絞って対策を講じていらっしゃる。
キレイに整った芝生の様に見える青々としたグリーンは、こうした日頃の努力の賜物だったんですね。
草は今の時期だと、二週間に一度ぐらいのペースで草刈りを行い、丸めてビニールに包んで貯蔵。
放牧地も同様に管理の手を緩める訳にはゆかず。
牛さん達は、こうして見事に手入れされた緑の楽園だけに、自分達だけで喜んで散歩に出かけ、搾乳の時間になると、きちんと隊列を組んで戻ってくるんだそうです。
この日、O先輩の牧場でも、雨にもマケズ、土砂降りなんて何のその、牛さん達は放牧地に向かっており、牛舎からは離れたところにいるらしく、殆ど姿が見えませんでした。
Oさんが放牧地の様子を見に行く時は、歩くと大変なのでバギーに乗って行かれるそうです。
そういえば、モンゴルではバイクが多かったなぁ。
牛舎の中には、一週間前に産まれたばかりの仔牛がいて、つぶらな瞳をこちらに向けています。
可愛いでしょ❤️
牛さん達には全て名前を付けているのだそうで。50数頭いる牛の名前が全て言えるとは驚きです。
模様の特徴で見分けられるのだそうですが、深い愛情を感じますね。
こうして、大切に育てられた🐄さん達から頂いた、新鮮な🥛で作られたチーズの数々。
全て奥様お手製です。
素晴らしい❣️
本を片手に勉強されたそうですよ。
まだまだ研究熱は冷めず、今後も新たなチーズ作りにチャレンジしてゆくそうです。
楽しみですね。
他にも、チーズ尽くしのお料理が並び、贅沢なお味を堪能させて頂きました。
ソーセージからハーブにいたるまで、何から何まで手作り。
今、大学生で一人暮らしをされているお嬢さんの帰省に合わせて、メロンを育てていらっしゃるそうです。
お帰りになった時期に食べ頃を迎えられるようにと、タイミングを合わせて花を受粉させるなんて、なかなか出来る事じゃありません。
脱帽です。
モンゴルで、シソを育て、簡単なシソ料理を作っただけで、お客様をもてなしていた自分が恥ずかしいです。
今回も、いろいろと深く感銘を受け、帰りの車中では、しばしの間 沈黙の時が流れてゆきました。
そうして辿り着いたのが、根室市郊外の道の駅「スワン44ねむろ」。
館内は空港のロビーのような、落ち着いた雰囲気。天気が良ければ、自然観察やバードウオッチングが楽しめそうです。