オマージュ
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おまーじゅ
オマージュとは、「尊敬」とか「賛辞」という意味で、映画界や音楽界で尊敬する人物に捧げる作品を言うことが多い。とはいえ常識的には、捧げられる作品は捧げられる人物にふさわしいクオリティがなければならず、軽々しくオマージュという言葉を使うことはできない。二流の作家がいくらオマージュを捧げても、捧げられた人物にとってなんの足しにもならないのである。
オマージュ作品は、捧げられる人物が作った作品のリメイクやカバーである場合も多い。しかし、オマージュを捧げられた当の人物はたいてい故人であり、万が一生きていたとしても、作品の使用権はとっくに切れていたりするので、その作品は墓前に捧げられた花のようなものである。つまり、どう転んでもオマージュは、捧げられる人物にとって一文の得にもならない。(CAS)
https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%AA%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5【オマージュ】より
概要
フランス語で尊敬を意味する「hommage」が語源。
特定の作品や表現などに影響を受け、意図的にそれに似せた、ないしモチーフとした表現をすること。また、その表現や作品など。範囲は作品全体に及ぶものからほんの一部分に限るなど幅広い。第三者にとっては疑問符がつく表現だったり、それを狙っているかもしれない。
パロディに近い性質だが大きな違いとして、モチーフを模倣しつつも独自性が高い傾向があること。だからモチーフの知見がなくてもその表現は単独で成立する。しかし理解があると一味違った視点で表現に切り込める。作者が元の作品に対して肯定的ないし愛好家で、尊敬・賛美の意図でオマージュを公言するパターンが多い。
注意点
元の作品が著作権・商標権を有する場合、その侵害になる恐れがあり、過去にパロディ作品に関する訴訟問題も起きている。デザインやサービスが類似している、踏襲する場合は注意が必要。
関連タグ
元ネタ 二次創作 パロディ
名画オマージュ
類義語
リスペクト:元ネタの作者に意図が伝わる必要がある
インスパイア:元ネタの内容に鼓舞された作品・表現
異義語
パクリ 盗作 剽窃
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5 【オマージュ】より
オマージュ(英語: hommage)とは、芸術や文学において、尊敬する作家や作品に影響を受け、似た作品を創作すること、またその創作物を指す語である。しばしば「リスペクト」(尊敬、敬意)と同義に用いられる。
フランス語においては、古形のhomage同様、単独では「尊敬、敬意」の意味が一般的である(fr:wikt:hommage/en:wikt:hommage#French)。英語化したhommageは、単独でも「尊敬を込めた作品」の意味で使われる(en:wikt:hommage#English)。
概要
「オマージュ」には必ずしも似た表現や表象がある必要はなく、作品のモチーフを過去作品に求めることを指す。本来は騎士道から生まれた言葉であるため、モチーフに対する敬意ある親和性がオマージュであるかどうかの判断基準となる。そのため厳密には、映画などで「単純に似たシーンがあること」を指してオマージュとはいえない。
創作作品において「オマージュ」の語を比喩的に尊敬の意に用いる例は、すでに20世紀初頭のジョージ・オーウェル『Homage to Catalonia』(直訳:カタルーニャへのオマージュ、邦題:カタロニア讃歌)に見られる。
映画などにおいては、好きな監督や作品などへの敬意や愛情を示すために、その作品をイメージさせる映像(演出)を挿入することがある。ロックやポピュラー音楽においても、盛んに「オマージュ」の語が用いられるようになり普及した。その後は本来のリスペクトの意味が薄れ、しばしばパロディや引用とも混同して、恣意的に「オマージュ」と呼ばれることが多くなった。
オマージュと盗用
商標権・著作権などが切れていない作品をオマージュして発表する場合には、著作権などにも注意する必要がある。あまりにデザインなどが酷似しており、さらにその用途が同じサービスであった場合などには、著作権を侵害してしまう場合があり訴訟賠償を請求される可能性がある。
こうしたケースでは、制作前・発表前などの事前に弁護士に相談を行うなど、法的に問題ないのかをチェックしておく必要がある。