市販カラー剤とサロンカラーって?
こんにちは!
FACE。伊勢原の石井です。
ヘアケア、スキャルプケアを通してお客様の髪を美しく!
そんな事を毎日考えてると、お店でカラーしてる時にもよく聞かれる。
「市販のカラー剤ってどうなの?」と。
そりゃまぁ美容室のカラーのがいいですよ!って話ですけど
ちゃんと説明しないといけないと思うんですよね。
例えば地毛の明るさが4レベルとしましょう。普段、僕達が使っているカラー剤でピンクブラウンの13レベルのカラー剤を塗ったとします。
これを10人のお客様全員に塗るとどうなるのか?
結果としては10人とも違う色と明るさになるんですねぇ。
ただのブラウンだったり、すごいピンク強かったり。
これは一人ひとりの施術前の髪の太さ、色、明るさ、ダメージレベルが違うからです。
元々、明るくなりやすい、なりづらい。赤みが強い、黄色味が強い。色を吸い込みやすい、吸い込みづらいなどなど
またカラー剤による沁みる(しみる)沁みない。傷む傷まないというのも同じこと
僕達はお客様がピンクブラウンの13レベルにしたいとのご要望があったら、ピンクブラウンの13レベルのカラー剤を使用するのではなく、その方の髪をピンクブラウンにするために必要なカラー剤を配合します。さらに髪のダメージや沁みやすさによってカラー剤の強弱を調整します。
髪や頭皮への負担を最小限に抑えつつ、その方の要望の色を発色させます。
市販のカラー剤は、明るくなりづらい方や発色しづらい方でも発色するように強めに配合されています。染まらない物を市販化する事などできませんから。
逆に明るくなりやすい方や発色しやすい方、ダメージしやす方は、薬剤が強い分想像以上に明るくなったり、ムラになったり傷んでしまったりする事があります。だからアレルギーを起こしたり沁みたりする事もあります。(沁みる沁みないは、その日の体調やホルモンバランスによって大きく変化する事があります)
また最近流行っているグラデーションカラーや外国人風カラーなどは、高い知識での調合や塗布のテクニックがかなり必要なデザインなので絶対に自分でチャレンジはしない方がいいでしょう。
とはいえ時間がなくて、どうしても市販の物を使わないといけないという方もいると思います。
そういった方は、なるべく頭皮に付けないようにしたり、根元だけにして毛先は傷ませないようにしましょう。(誰かに塗ってもらうのがベター)
美容室に行かずに染めれるのは確かに便利ですし、ライフスタイルによって必要な物かもしれません。
使い方を気をつければ駄目なものではないと思います。ただ僕はオススメはしてません。
だって僕はお客様をキレイにするために美容師やってるので。