ナミヘイ
朝、ドーナツの配達にコバカバに行くと、
黒ラブラドールのナミヘイがいる。
頭が大きくて、声が野太くて、食いしん坊。
はじめてナミヘイと散歩へ行ったときは、
中華屋さんの裏にあるゴミ箱に飛びついて、
バターーーンと倒してしまい、
謝りながら去っていった覚えがある。
(直そうと近づくと、さらに飛びついちゃうから)
海辺でカップルのお弁当(たぶん手作り)をひっくり返したり。
その手のエピソードが絶えない、
元気がはちきれていたナミヘイも15歳。
おじいちゃんになりました。
階段を登るのが難しくなり、
二階から一階へ寝床が移り、
最近は外の涼しいところにゴロリと寝ている。
歳をとると、
いつの間にかウンチが出てしまうので、
ウンチもコロリと転がっていたりする。
通ったついでに拾うと、
「バウッ」と重低音で吠えられる。
もしかしたら、
そのまま置いときたいのかな?
なーんて思いながら拾っていたら、
ナミヘイがドカーンと倒れこんできた。
もれなく、
犬とウンチにサンドされる、
わたしの右手。
いちおう使っていた、
トイレットペーパーなんて、
まるで意味なし。
さんざん素手で牛フンを拾ったりしてたし、
今さら汚いとか思わないけれど、
ウンチに手をギューっと押し付けられるのは(全体重で)、
なかなか衝撃だった。
やるなー!ナミヘイ!!
青年の主張ならぬ、
じいちゃんの主張。
ぐっすり寝ているときは、
お腹が上下してるのを見て、
「息してる、よし!」と確認するだけ。
起きてるときは、
あいさつしながら撫でて、
「今日もドーナツ作ってくるね」と、
バイバイする。
そんな毎日。
朝、できたてほやほやのドーナツを、
バンジュに入れて、自転車に乗せて運ぶ。
自転車を降り、
バンジュを抱えて歩きはじめると、
ナミヘイの重低音が聞こえはじめる。
引き戸を開けると、
大きな頭のキョトン顔が待っている。
繰り返し
繰り返し…
日常って愛おしいよね、と思うのは、
こんなとき。
友だちは、
ただいま子猫の乳母役中。
次々届く動画に釘付け。
猫のいる暮らしも、やっぱりたまらん!
ソファでサンド〜♪