答えとプロセス。

「図形問題っていうのは、

いろんな人が同じ答えにたどり着いた時に

通ってきた道が全然違うことがある。

すげぇ不器用なやり方で時間ばかりかかって

やっと答えにたどり着く人もいれば、

単純な仕組みだな、と考えてさっさと

数行の式で問題を解いてしまう人もいる。

君たちは後者になってほしい。

大切なのは、答えより視点。

どう図形が見えているかということだ。

視点が変わることによって、いかに問題を

見る世界が変わるかということを、今日

一緒に経験してゆきましょう。」

今日の算数の授業の冒頭で小学5年生に

話をした言葉です。

この授業は、きっと後ろで勉強をしていた

中学生や高校生にとっても興味深いものであり、

幼い子が何ゆえ図形を得意になっていくのか、

その視点の指導について聞き入っていました。

小学5年生たちにとってもかなり今日の授業は

楽しかったようで、すっきりした表情で

帰ってゆきました。

自分の中に変革が感じられると、

通うモチベーションも上がってきますね。

しかし、そのためには、授業にのめり込む

本質的な学習欲が最大化されている必要があり

それは日々の積み重ねと、それゆえなんでも

自分にはできそうだ、という自信が重要で、

やはり気持ちの面が大きく習得を左右します。