お花屋さん写真教室*ご参加者さん作品③
2018年7月15日の日曜日に開催いたしました『お洒落なお花屋さんde写真教室』のご参加者さん三人目、Takehashiさんの作品をご紹介いたします。
会場はボタニカルポート凪さん。
手前のお花ピントが合っていて、主題が際立ってますね。
その背景には、ボタニカルポート凪さんの素敵な雰囲気が、主題を邪魔しないボケ感で配されて、とっても素敵な写真だと思います。
あと、画面を斜めにお花を配置すると、伸びやか感がでると言われてまして、そんな理由ですごく素敵な写真に仕上がっているのだと思います。
あと、お花の咲いてる方向にすこし空間を作ると広がりがでる、撮り方のコツでお話したことを実践されていますね、ありがとうございます!
こちらも空間の使い方がとっても素敵です。
玉ボケが生まれる絶妙な絞り、F値をなにで撮ったのか聞かなきゃです。
お花は全体を入れたいところですけど、あえてトリミングすることで、画面の外にもお花が広がってるイメージを、見る人にあたえることができる。
撮り方のコツでお話しましたが、私のお手本写真より上手です。
落ち着いた紫の花色と、暗めの背景が、オトナの雰囲気、とってもラグジュアリーなお写真だと思います。
ヒマワリは太陽のお花、明るいイメージが強いですが、これは露出を下げて撮ったものとお見受けしました。
黄色の鮮やかさも落ち着いた色味になり、元気イメージよりもちょっと休憩というかホッとする感じのヒマワリに見えます。
ちなみに私は露出アンダーが好き。
適正露出で撮った後、アンダーでも試してみる事は日常茶飯事。だって面白いから楽しいから。
それをご参加者さんにも知っていただきたくて、露出アンダーをオススメしたんですねー。
”私の趣味なのでこれがいい、じゃなくて、こういう撮り方もある”と前置きしてからのアンダー写真。
よく目にするお花画像は、お花に限らずですけど、明るめ=露出オーバー 気味が多いですよね。
アンダーで撮ったことなかった、というご参加者さんには、露出アンダー写真は新鮮かつ斬新だったみたいで。よかったよかった。
こちらはドライのアレンジメント。
ドライフラワーなのに生命感があるのがボタニカルポート凪さんのすごいとこかと。
使用されている植物も独特なものが多く、私も目を引いたものでした。
撮り方はさまざまですけど、これ、いいですねー。
意外と花器の鮮やかブルーがアクセントになってて、すごくいい。
背景の壁・スワッズそして影、これがさりげなくぼんやりあるのも魅力的。
構図も完璧、色かぶりなし、いろいろな要素で計算されつくしたかのようなお写真、とってもお見事だと思いました。
計算ていうとあざとい感じですけど、写真に関しては褒め言葉と思ってください。
撮影者の思いを一枚の写真に込めようとするときは、それはそれは考えがあるものです。
そして こんな写真にしたい=こう撮る これができたら上級者ですってよ。
そして最後のお写真。
信楽焼の花器なんですけど、形状がオリジナリティありすぎ。
ちょこんと赤い実が引き立ちますね。
手前の花器はまるで一斗缶を思わせますけど(笑) お花が挿さっただけで一斗缶じゃなくなって、とってもお洒落な花器になりますね。
この構図って、手前の物体をみて”一斗缶”と思わせておいて、目線が少しづつ上がって”なんだろ”となって、最後の奥で”ああ花器なのね”みたいな目線をいざなう構図なんじゃないかな。
ほぼほぼ色味がない中に赤があって目を引きますし、ピントもそこにある。主役は引き立ってますねー。
とっても素敵なお写真です。
さてさて、takehashiさん作品、全体的にオトナな雰囲気というか落ち着いた感じで、統一感。作家さんの写真展みたいだなーと思いました。
この方の撮ったお写真、もっと見てみたいなーと思った参加者さん作品③でございました。