2023.7.9 山伏岳
2023.07.10 00:05
令和5年 7月9日(日) 参加者:10名 ガイド:白田孝人
コース:川原毛地獄(大湯滝)駐車場~川原毛地獄~山伏岳登山口~中間点~
高松岳分岐~山伏岳(1315.1m)山頂 往復+大湯滝 (所要時間6時間)
秋田県の栗駒国定公園の北部にある”山伏岳”に登ってきました。泥湯三山の一つで
小安岳、高松岳と合わせ周回するコースが人気ですが、今回は地獄三大霊場とされ
る川原毛地獄から山頂を目指しました。川原毛地獄は、1623年から344年間
も硫黄の採掘が行われていたそうで、周辺は硫黄臭が漂い採掘跡と採掘の際に掘り
出した残土が積まれた”ボタ山”が異様な風景を醸していました。ほとんどの方が初
めてだったこともあり、その風景に驚いていたようでした。硫黄は強酸で、化学薬
品や医薬品、パルプ工業、リン酸肥料、火薬など多岐に渡って使われているようで
す。特に、日本では八幡平の松尾鉱山が日本最大の硫黄鉱山だったそうです。肝心
の山伏岳ですが、コースは概ねなだらかで急登は一部だけなので乾燥時は楽に登れ
る山なのですが、今回は朝まで降っていた雨の影響で、急登はドロドロでベタベタ。
洗堀された深い溝がさらに難儀になっていました。それでも何とか登り切り、山頂
に辿り着きました。しかし、無情にもそれまでは曇りで霧も出ていなかった天気が
一変し濃霧に包まれポツポツと雨が・・・。本来なら小安岳、高松岳はもちろん、
虎毛山や栗駒山、神室山等を眺められるのですが残念でした。雨具を被り昼食。早
々下山の途につきました。その後も雨は降ったり止んだりを繰り返し、雨具の下の
衣服も濡れてしまいましたが、終わってみれば概ね?楽しい登山となりました。下
山後の温泉が気持ち良かったですね。