FW06組立て編 そしてダートマスター近況
そろそろ梅雨明け間近ですかね。
ラジコンの予定が立てやすくなります。
メッチャ暑いですけど・・
RCカー開発担当の宮崎です。
最近社員ブログでFW06流行ってますね。
自分も出遅れましたが、キットから組立ててみました。
今回はキット素組みではなく、京商カップを意識したサーキットで気持ちよく走るセットが目標。
組み立てやすいように細かく袋詰めされてますね。
組立てに当たり、デフやサスセットは以前走らせていたFW05やV-ONE SⅢあたりのノウハウが使えそうです。
まずはデフ。
とりあえずフロントは、キットの仕様通りにスプールからスタートします。
実は昔からフロントはスプール派。
スペアとして30000番と300000番を用意。
そしてリヤデフ。
3000番で組立て。
とりあえず1種類。
前後とも全部3xxxで揃えてみました。
細かいことは一度走らせてからです。
では、ここでワンポイント。
まずデフパーツを一通り組み立てます。
これをデジタルスケールに載せてゼロ設定します。
ここでオイルを入れます。
このデフの場合2.0gを基準とします。(FWやRRR時代のワークス基準値です)
このオイルの量を決めておくとオイルの番手を変更したときに番手通り硬さを変更することができます。
そうすることでセッティングの精度が上がります。
例えば、3000番をケースに満タン入れ、次に硬くしようとして5000番を入れたときに、量が少なかった場合にあまり変化を感じないという可能性があります。
または、メンテで一度バラシて同じ番手を入れたのにフィーリングが変わってしまったなどがあります。
これによってセッティング迷路に陥る場合がよくあります。
なので面倒くさいと思わずに、サーキットでレースを意識している方は、この辺を徹底しましょう。
これが出来たら裏技としてオイルの番手間の硬さが欲しい時に量を減らして調整します。
そしてデフのキャップのビスを締めるのですが、このままだと固くネジ頭を壊す可能性があります。
なのでビスにグリスを付けてねじ込みましょう。←コレ絶対やってください。
グリスは粘度が高ければなんでもいいです。
CRCやWDのようなサラサラの油ではダメですよ。途中から固くなります。
次に2速。
シューのスプリングを組み込む前にペンチで数回潰してください。
軽くでいいですよ。
上の写真の左が新品、右が潰したもの。
少し全長が変わっているのが分かります。
スプリングの特性上、ド新品と負荷をかけたあとで全長が多少なりとも変わります。
なので新品のまま組むと走行しているうちに変速のタイミングが少し変わってしまいます。
この変化を最小にするために初めに少し潰しておきます。
2~3回でいいですよ。
あとは説明書通りでいいでしょう。
ねじ込み量は3回転戻しと説明書には指示されてますが、慣らし中でもきちんと変速するのが分かる位置でしたね。
実際はそこから半回転ほど締めることになりますが、走行場所で全然違ってくるので現場合わせで行ってください。
そしてセンターバルク。
自分はブレーキをオプションのものに換えてしまいましたが、キットのものを使う場合は、プレートとパッドをゴム系接着剤でしっかり接着してください。
そして組み込む前にパッドの穴にM3のビスを通して引っ掛かりがないように穴を仕上げます。
この段階で引っかかるようだと走行中にブレーキを引きずる可能性があるのでしっかりチェックしてください。
引っ掛かりはカッターやヤスリでパッドを削って仕上げましょう。
この穴の周辺はブレーキローターが当たらないので大胆にやってokです。
あとはバルクにデフとベベルシャフトを組み込むときですね。
写真を撮り忘れたので文字のみで説明します。
ギヤにグリスを塗る前にバックラッシュをシムで一旦調整してください。
そして一度上側のバルクをネジ止めして再度バックラッシュの確認をしてください。
ネジを締めたあとは、きつくなる場合もあります。
それで最適なバックラッシュになったらバルク下側の穴からグリスアップしてください。
そしてサス関係ですが、このキットは以前のキットのものより何も考えなくてもスルスルに組めたので特に難しくはないと思います。
唯一9mmボールのところですが、あまりガタ詰めを攻めない方がいいです。
サスペンションはきつくてスムーズに動かないくらいならガタガタの方がマシです!
あとは特に難しいところもないと思うので説明書を参考に組んでみてください。
ちょっと長くなったのでまた次回に続きたいと思います。
もうシェイクダウンは済ませてるのでその様子も次回!
おまけ
先日、工場の方にダートマスターの海外分のセカンドロットのチェックに行ってきました。
国内分は今週生産予定なので、再来週あたりにお店に並ぶと思います。
本当に大変お待たせしました。
今回こそ手に入れて遊んでやってください。(注:今回も品薄が予想されます・・)
そして前回紹介した樹脂ウイング用のステーセットも発売されるのでよかったら合わせてお試しください。
参考までに今年全日本選手権が行われる奈良県のRC PARK GOJOさんでの走行動画を御覧ください。
この時の仕様は、キットの取説状態の素組み。
変更点は樹脂ウイングとコースに合わせたタイヤを装着しただけ。
モーターはルマンの19.5Tでキットギヤ比です。
樹脂ウイングでもリヤの安定感はバッチリです。
では!