Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

星を繋ぐ猫達 《第8章23 カミシロ族帰還計画》

2018.07.17 02:31

日々、気温が上がります。先週、熱中症になってしまい、激しい頭痛と微熱と発汗に襲われましたが、完治しました。


油断できませんね。みなさんも、命優先で過ごしてください。


画像の作品は「猫沢兄弟の大冒険」寅之助博士の形の気球に乗って出発です。

猫沢博士には、お兄さんがいます。子猫時代の思い出の場面です。(ポストカードは作っていません)


クラゲは、4月に沖縄旅行に行き 美ら海水族館で撮影したものです。


では、続きをお楽しみください。


《第8章23 カミシロ族帰還計画》


千寿氏宅に集まった、寅次郎博士達は、帰還計画を立てています。


村人達には、カミシロ族の帰還を公言せずに、静かに、送り出す事に…


異星人に対しての、偏見や先入観からの摩擦を避けたかったのです。 




同じ頃、地下シェルターでは、猫谷エンジニア達が、現在の外の様子と、帰還に伴う誘導の手引きを説明しています。生き残ったカミシロ族達の人数100名(300年前に来た時の十分の一。彼等の平均寿命は約500年)


千寿族長が、


「あ、あの…神楽(カミオン)さんの蕎麦を食べてみたいんじゃが…昔、一度だけ食べたことがある。今も食べれるのかね?」


「勿論です」


族長の表情が、パッと明るくなりました。


「そうだ!みなさんもどうでしょう?地球から離れる前に、美味しいものを食べましょうよ!」


猫谷エンジニアが、提案します。皆の表情が、輝きます。


神楽屋の大広間に、カミシロ族のみなを招いて、宴をしよう。と、

幸い、神楽屋の従業員達は、あまり偏見等、ありません。


それを、テレパシーで受け取った寅次郎博士は、


「いいでしょう。火水斗くんに聞いてきます」


「どうしたんですか?」


「彼等を送り出す前に、盛大な送別会をします」


「は、はい!?」


「神楽屋の2階広間を貸し切りましょう」


「え!?」


千寿氏は、びっくりです。 


「どうせなら、明るい気持ちで、送り出しましょうよ」



突然の宴会の予約電話を入れてきた、寅次郎博士に、火水斗が、スマホを落としました。


「三日後に、100人の宴会だって?カミシロ族御一行様?…寅ちゃん…突拍子ねぇなー!しゃーねーな、OKだよ。そんかわし手伝ってくれよ」


寅次郎博士は、電話を切ると、にこやかに、ポンと手を叩き 


「OKです!三日後の夜7時、貸し切りました」


「は、速い…」


千寿氏は、目を点にしていました。



その頃、シェルターでは、地上での宴会に大喜び、族長は、満面の笑みです。


「何年ぶりかいのう?昔は、地上で、皆で、よく宴をひらいたものだ…」


涙を浮かべていました。やっと故郷の星に還れる安堵の気持ちと、あの時の蕎麦の味…地球で失った通り過ぎた時間…様々な事柄が脳裏を巡ります。


「今日の夜、宇宙船に荷物を運び込みましょう。私達の運搬機を、お貸しします」


「か、かたじけない、シリウスの方々、帰還した折りに、改めて、あなた方の星に伺います」


族長は、猫谷エンジニア達に、深く深く礼をしました。


「ぜひ、来てください。カンタスカラーナ自慢の絶景を、お見せしますよ!」 


猫谷エンジニアは、考えます。


惑星間で起こる、数々のタイムラグやバグは、決して、誤作動や、間違いではなく、起きるべきして起きたのだと…

だとしたら…猫の星で起きている、カルカナル復活も…と、思わずにはいられませんでした。




場面が替わり…



新たな、神城村の伝説が生まれる頃、作者は、相変わらず、検討違いの食生活に勤しんでいました。


以前よりも、体調も良くなり、元気になった作者


方々から「痩せたね」と言われたり「疲れてる?大丈夫?」と心配されたり…不思議に思いながら、日常を過ごしています。




その頃、猫沢さんは、宇宙船の食事担当の花音(かのん)さんと、テラビトサンプル達の、食生活データを眺めながら…


「このままでは、カルカナルの餌食だ…サンプル1号に至っては、私の言った事を、まるで理解していない…早く気づかせないと、私達とのコードが切られてしまう…」


猫沢さんは、頭を抱えていました…



[つづく]


 (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。


物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。


そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)


2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。


猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)


※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)


(※ このblog内の画像や文章を無断で転載等をする事は、ご遠慮下さい)