N4(日本語検定4級)はフィリピン人講師では教えられない。
日本行きの介護士は日本語検定4級で有る事が決まったようだ。 まあそれで私の施設のような全寮制が絶対に必要であることを知っているので他のスービックやクラークで全寮制の施設増床が必要であるとの認識で動いている。何故なら1000名の生徒を教えるのに40名の教師が必要で、あちこちに住居を構えた先生方を送り迎えする事やその不慣れな生活補助などはとてもできない。それに前にも言ったが通いの生徒では酷い交通手段と酷い生活環境に1日の3分の1を過ごしたのでは、勉強に身が入らないから日本語検定4級は難しい。取れなければ日本での雇用者・中間業者が損をする。
6か月で教えたとしても多大なお金がかかる。うちのローズプリンセスアカデミーでは全て整っているスペース賃貸料はなんと驚愕のP150ペソ平米で貸しているので、生徒のベット賃貸が1500ペソ一人、教室の賃貸は約15,000ペソ(クーラー電気代込み)、先生の宿泊所の賃貸が10,000ペソ(クーラー電気代込み)で、生徒一人の食費が1日150ペソ x30日=4,500ペソなので先生の旅費給与を除けば、月額で一人の教師が25名教えるとして、合計で18万ぺソ(38万円)でもし日本からの教師の給与そのた交通費が月額30万円だとし、雑費等も考慮すると、総額で68万円となり、25名の生徒で割ると、一人当たりの学習コストは2万7千円が生徒一人の一か月分の教育コストとなる。6か月として、174,000円であるが、もし生徒がN4のレベルに達しない場合はそれ以上のコストに成ってしまう。ここでは、能力のあるものを生徒にしなければ意味がない。しかしこれはフィリピンで一番安いうちの事だが、例えばスービックに新規に開校した場合、平米単価は250ペソになる事は間違いない。即ち同じ計算で、生徒のベット賃貸は1500ペソから2500ペソにしなければならない。教室も19000ペソ(クーラー電気代込み)、教師の部屋も15,000ペソ(クーラー電気代込み)となり、合計9万7千ペソ(20万円)となり食事や教師の金額は変らないので+24万円+30万円を加えると、総額74万円となり、25名の生徒で割ると、一人当たりの学習コストは3万円が生徒一人の一か月分の教育コストとなる。6か月として、180,000円と少し上昇する。
ではマニラ市にで、通いの学校で日本人の先生を使った場合を同じく25名の生徒で考えると、まず管理者が必要になる。その管理者の事務所と教室をマニラで借りると10万ペソ(22万円)が掛かる。管理者の宿舎、教師の宿舎代で多分合計5万ペソ(11万円)は掛かる。管理者は日本人だとすると現地採用でも給与で16万円は掛かる。不慣れな日本からの教師の世話や送り迎えに運転手付き車両が必要だが、既に解っているが、車両の償却、ガス代、保険や修理、ドライバーで最低4万ペソ(9万円)は掛かる。その教師に30万円(渡航費含む)、生徒にお前を教えるのだから自費で来いと言ったら翌日は誰も来ない。故に交通費と食費支給で8千ペソ(1万5千円)で25名。375,000円となり、一か月の総合計は96万円となり、25名の生徒で割ると、一人当たりの学習コストは3万9千円、約4万円が生徒一人の一か月分の教育コストとなる。
費用はこれだけでは無い、日本財団が行うN4受験費用や日本に送る費用や日本での迎え入れ費用と多額なものとなる。
私の目指すものは、こうした費用対効果をどう高め、安いコストで、優秀な人材を送りたいという事、ベトナムの様に本人に多額の借金を負わせて、日本で安心して働けない状況を作らない事。である。