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kojinkai

楽しいと思ってもらえる幸運。

2018.07.17 15:33

保護者の方とのご面談の中でいつも頂く言葉ですが、

「塾の授業は楽しい、塾自体も楽しい。」

「今のメンバーがとても好き。」

みたいな言葉があります。


個人的には全く楽しいことはやっておらず、

延々と難易度の高いことを次から次に習得しなければならない

まあまあ鬼畜な環境であると自負しています。

「こんなの自分が小学生の時考えたこともない・・・」

中学受験指導を初めて経験した東京時代には、

中学受験の世界と、それに熱心に取り組む子どもたちの先進性、

その裏付けとして掴んでいく未来、そう言ったものに

完全に魅了され、私はこの仕事を佐賀ですることにしました。


はっきり、自分は中学受験をしていませんし、

特殊算もいくらかは経験しましたが、この子たちのように

使いこなせるようにはなっていません。

ですから、本当に当時の私から比べても、

この子たちは本当によく頑張っていると思うのです。


「うちの親が、勉強してないしてないって言うんですけど、

私は毎日二階の自分の部屋にこもってからは勉強しか

してませんからね!あの人何言ってんのって思います!

私は勉強をしてるんです!」


って、今日もずっと文句言ってた小学生もいましたが、

(はは、多分反抗期真っ盛りなのでしょう笑)

そうか、だから、成績が数ヶ月で150点も伸びて、

上位にぐいっと食い込むことができたんだな、と

私からも親御さんに説明しなければならない事案がありました。笑



これほど課題も多く、授業で扱う内容難易度もやや高めで、

自分で目の前のことに真剣に取り組まなければ

ついてこられないようなことであっても、この子たちは

平然と努力してついてきてくれます。



個人的には、ラッキーなことだと思っています。

圧力をかけても、この場にいるならばこうであらねばならない、と

子どもたちが勝手に、意識的に努力をしてくれるからです。


集まってくるメンバーに努力していない人間がいないということで、

成績が低い子がいたとしても、その子の伸びを全体が評価し、

一緒にさらに伸びていこう!っていう雰囲気がすごいです。

やはり努力できない子はその強烈な雰囲気に押されて去ってゆく

ケースもこれまではありましたが、努力する子を認める、

そういう優しい文化はしっかり守られていると思います。


その集団力学こそがうちの塾の良さでもあり、

それは、例年最も努力をする小6に支えられています。

授業で身につけた知識や雑学を本当に広範囲で物怖じもせずベラベラと

喋りまくっていますから、中学生や高校生たちが興味を持って

「マジですか!?それすごい面白いですね!」と

この学年の知識のあり方に興味津々なのです。



私が最も感謝しているのは、そういうお子さんに

育てられた親御さんに対してであり、そして、

私の全ての言葉に興味と好奇心を向けてくれる、

そういう子どもさんの存在です。


これからも一層良い環境を守り続けて、

良い場で一生懸命学べた、とそういう風に

感じながら卒業していってほしいなと思っています。