児童のための演奏会2018夏②再会
かんまーむじーく のおがた代表 渡辺伸治氏恒例のクラシック音楽普及活動「児童のための演奏会」。
本当にいつも全身全霊で取り組まれておられるので感心するばかりですが、その中でこの演奏会の初回の記事の写真がありますが、渡辺さんがお若い!笑
それでは、渡辺氏のレポートをどうぞ。
-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-♪-
小学校児童のための演奏会の第1回は2002年秋。
画像はその時の記事です。
先週12日(金)、自店に幼子を連れたお母さんが来店されました。
20日の母校児童のための演奏会を実施しますから、お母さんにフライヤーを渡したところ、なんと2002年に最初に実施した時の児童だったのです。
直ぐに判ったのは、知人の娘さんだったからです。
その時の演奏会で以下のクイズを出題しました。
「チェロの弦の材料は金属だけど、昔そして少数だけど現在でも生物のある部分を材料にした弦でした。その材料は?」
正解は羊の腸=ガットです。
そして私はこの中でテニスをしている人!と言ったらその娘さんはすかさず手を挙げてくれました。
「テニスのラケットの素材もそうだよね?」と振ると「ハイ!」と元気よく答えてくれたのです。
実はその娘さんが親子でテニスをしていることを知っていたのでした。
娘さんはそのやり取りをはっきりと記憶していました。
感慨深い思いに支配されます。
社会で闘っている人、子育てに奮闘している人こそ、音楽に触れてほしいと願っています。
記憶にあるならば、可能性ゼロではない。
その週の4つの大きな山の2つを越えたばかりでしたので、私の心に瑞々しい風が吹いてくれました。
この記事を書いてくださった西日本新聞の当時直方支局長の宮崎省三さんとは、今日までずっとお付き合いが続き、賛助会員として支えてくださっています。
当時、室内楽定期演奏会の構想を練っていたところで、それを聞いていただいたこともありました。
いつもありがとうござます!