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周産期グリーフケア情報ステーション@北海道

自治体の相談窓口

2023.07.13 05:23

赤ちゃんをなくすという出来事はとても衝撃が強い出来事なので、しばらくの間、普段できていることが手につかなくなったり、悲しみや怒りなど感情の振り幅が大きくてコントロールできず、周囲の人間関係に影響したり、様々な悩み事が生じるかもしれません。

身近に信頼できる人、あなたの話を否定や評価をせずにゆっくり聞いてくれる人がいれば、勇気を出して、話を聞いてもらうことで、少し安心できるかもしれません。一方で、身近な人だからこそうまく話せない、話しづらい気持ちもあると思います。

「赤ちゃんをなくした家族の心の状態、悩み事」に一番詳しいのは、似たような経験(赤ちゃんとの死別)をされた家族同士が集う分かち合いの場(自助グループ、ピアサポートグループなどと呼ばれます)かもしれません。最近では、ネット上で、天使ママ・パパ(赤ちゃんをなくしたお母さん・お父さんの通称)同士で繋がり、支え合う場もあります。

自助グループのようなグループの場に参加することへの不安、抵抗感を感じる場合は、地域自治体の公的な相談窓口を利用する方法もあります。

このページでは、道内自治体の相談窓口の情報をまとめています。お住まいの自治体での相談で思うようなサポート、情報を得られないこともあるかもしれません。それでも、「誰も当てにならない、助けはないんだ」と諦めて孤立せずに、道内の自助グループやオンラインでの相談場所を探してみてほしいと思います。

あなたの悲しみに寄り添ってくれる人・場所につながれるように、心から願っています。

道内自治体の相談窓口

自治体母子保健担当課の相談窓口

2021年5月に厚労省より各自治体に、流産や死産を経験した家族への支援の必要性について通達が出て以降、各自治体母子保健担当課を中心に相談窓口を設置し、ウェブサイトでの案内を行う等の前向きな取り組みが徐々に広がってきています。

道内で相談窓口の案内を行っている自治体はまだ少数ですが、国の方針として、「流産・死産等を経験した女性に対しても産後支援、心のケアが必要であり、各自治体で具体的な支援に取り組むように」という通達が出ていますので、相談場所に困るときなどは、自治体の母子保健担当課に問い合わせるのも1つの選択肢です。

自治体精神保健担当課の相談窓口

また、全国各地にある精神保健福祉センターや保健所、市町村保健センターでは、様々な心の問題、病気について相談することができます(無料の電話相談、対面相談あり)。赤ちゃん・子どもをなくした後、心や体の不調とどう向き合っていけばよいのか、誰かに相談したいけれども相談先がわからないという時にも、これらの支援機関に電話相談ができます。

*下記スライドは、「全国こども政策関係課長会議 令和7年3月 こども家庭庁成育局 母子保健課長 木庭 愛」(*)より転載

(*)https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/b1ba8054-23a8-4ad2-94bb-d0f6e0a03c51/9bc52043/20250321-councils-kodomoseisaku-syukankacho-b1ba8054-1501.pdf

◆流産や死産を経験した女性等への心理社会的支援等について

厚生労働省子ども家庭局母子保健課長(子母発0531第3号 令和3年5月31日)

◆母子保健施策のための死産情報の共有について

(子母発 1120 第1号、政統人発 1120第1号 令和2年 11 月 20 日)

不妊症・不育症患者や子どもを亡くした家族に対する情報提供等について

(厚生労働省子ども家庭局母子保健課 令和4年4月8日)

*札幌市

*北海道

*旭川市

*稚内市

(*)転載資料

全国こども政策関係課長会議 令和7年3月 こども家庭庁成育局 母子保健課長 木庭 愛

悲嘆反応と外傷反応 −外傷的死別研究を踏まえて−

山田 幸恵、中島 聡美 精神保健研究 51: 71-79, 2005