日経新聞コラム2018.6.22【クラリネット松川久美子リサイタル】
2018.06.27 02:15
2018年6月22日(金)日経新聞九州版の夕刊に掲載されたかんまーむじーく のおがた代表の渡辺伸治氏の原稿です(北部九州のみ配布/28日に全日版再掲載、全九州配布)。
また、以下は別のところで渡辺氏が書かれた北九州出身のクラリネット奏者松川久美子さんのリサイタルVol.3のレビューと紹介です。
B.マルティヌー ソナチネ
吉松隆 鳥の形をした4つの小品 作品18
C.サンサーンス ソナタ 作品167
J.ブラームス 三重奏曲 作品114
硬派なプログラムでありながら、それを全く感じさせない。
楽曲への眩しいくらいの憧れがガンガンに伝わってきたからです。
真摯な姿勢にも惚れ惚れしました。
共演の吉武優さん(ピアノ)と長谷川彰子さん(チェロ)も秀逸。
長谷川さんは元・九州交響楽団首席。
ここで何度も紹介していますからもうご存知でしょう。
吉武さん、素晴らしい!
「端正」という言葉相応しい芯が明確なピアノを聴かせてくれました。
田川市出身の方で、東京藝術大学と桐朋学園大学の講師を務めています。
ぜひお見知りおきを!
松川さんのような地域在住の優れた奏者をその地域の公立ホールは大切にしてほしいと願い、最後の段落で毒を吐きました。(;^_^A