Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

引き続きなにとぞ 〜 このガンプラ不毛の地より愛を込めて 〜

HGUC 百式 (Revive) その41

2018.07.19 05:50

さてさて、ハンドパーツ作成の方法がある程度現実的になったので、ここで作成方法を解説していこうかなと。


あらかじめお断りしておきますが、これはあくまでも面倒臭がりで大雑把で彫刻作業が大の苦手な初心者のワテクシが考えたズボラで手抜きな方法ですので、世の中にはもっと洗練された方法がきっとあるはずです。なのでこの方法はハンドパーツ作成の一つの解であって絶対ではないです。なのでこの方法を使ってもっとマシな方法を見つけたらご自分で磨き上げて、ネットでも展示会でもどこかで披露して下さいませ。いつか回り回ってワテクシがその発展させた作成方法を見かける様な事があれば万々歳って事でなにとぞ。

まぁ1/144サイズ用のハンドパーツを作るならこの方法で作ればかなり楽だし充分な精度が出るんじゃぁないでしょうかね。少なくともパテの無垢からナイフ一つでコリコリと掘り上げる様なスキルは全く必要とせず、ただプラ棒を必要な長さで切り貼りするだけです。穴を開けるような作業も無いので特に位置決めを慎重にやる作業もないです。足し算のスキルだけですね。あっ・・・慎重にやる作業はないですが、作成される各パーツが小さいため、老眼にはキツイ作業になるかと思いますwww


今回は指の作成方法だけを解説していきます。手の甲やボールジョイントはまた次回に改めて解説する予定です。


材料は以下のとおり。

- 指の軸: エバグリ 0.5mm x 1.0mm 平棒

- 指の側面: エバグリ 0.38mm x 1.0mm 平棒

- 指の天面: エバグリ 0.38mm x 1.5mm 平棒

- 指の根元: エバグリ 1.00mm 半円棒

- 掌等: 1.0mm厚 平棒等適当に


まずはハンドパーツ作成の要で一番面倒と思われがちな指の作成から攻略していきます。これがなにとぞ流だと結構簡単に作れますw

作業をしやすくするために、両面テープを貼っておきます。

次に側面となるプラ棒を貼り付けます。

次は側面となるプラ棒の側面に天面となるプラ棒を貼り付けて流し込み接着剤で固定します。

接着剤が乾いたら、そこへ指の軸となる平棒を側面の平棒の上に重ねます。この時点ではこの軸用平棒はもう一つの側面用平棒を支えるための土台として使うだけなので、絶対に接着しないでください。

次にその軸平棒の上にもう一つの側面用平棒を乗せて、その平棒と天面用平棒だけを流し込み接着剤で軽く固定し、軸用平棒が接着されない様に外します。ここまでで、天面平棒に対して垂直に側面平棒が接着されそれぞれの側面平棒は0.5mmの間隔を空けた状態で平行して天面平棒に張り付いている状態になります。要はコの字型ってやつです。って現時点では天面の平棒がはみ出しているため、F字型になっているはずなので、はみ出した部分はナイフやヤスリで削り取ります。

出来上がるとこんな状態になります。

次はこのコの字型のレールになった部品にC面を入れます。この方が出来上がった時に情報量が上がり、指っぽくなるから非常に効果的です。

定規と両面テープを駆使してレールを固定して天面と側面が接着された部分が斜めになる様にヤスリ等で削っていきます。やり過ぎると接着面が細くなって取れやすくなるので注意しましょう。この方法だと全ての指に一気に且つ均一にC面を入れる事が出来るので非常に楽です。

ここまでの内容を断面から見た解説で図解してみましょう。ひゃだっ、本ブログ初の図解ですよコレ(≧∀≦)

ここまで出来ればほぼ面倒な作業は終了です。

後はレールと軸用平棒をそれぞれ好きな長さに切り出して、指を組み立てるだけです。


ちなみにMSハンド(S)サイズクラスを作成する場合には2mm前後に切り出した物を使用します。1mm以下の誤差で微妙に長さが違う物を切り出しておくと、各指の長さの違いを表現する事が出来ます。また、指先は指の腹の部分を作るために斜めにカットしておくといいでしょう。

切り出した指に軸用平棒を差し込み接着し、軸が少しはみ出る程度にカットして、次の指の節を差し込んで...を繰り返します。この時に、指パーツの腹側に向かって両端を斜めに切っておくといかにも可動しそうな自然な感じに仕上がります。

コレも図解してみました。


こちらは前回の記事でご紹介したものですが、出来上がりの画像を参考にしてみてくださいませ。

こちらは1作目(太い方)と2作目(小さい方)です。1作目の方で軸用平棒がどのように刺さっているかわかるかと思います。2作目の方はC面が付加された状態で、さらに指先が斜めにカットされています。

曲がった指は軸用平棒の差込角度等を変える事で再現できます。

これらの指を差し込む掌の部品は、どの用途用の手にするかで若干変わりますので、それぞれに合った解説はまた今度って事で^^;