祝福されたブラーフマナの妻たち(16):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』第311話
2018.07.17 23:12
「さもなければ、
すべての望みが満たされており、
解放を与える主人で、
すべてのものに恩恵を授ける御方が、
私たちにこのようなことを
言う必要があるであろうか。
私たちはいつも、
主によって支配されているのである。
幸運の女神は、
すべての望みを捨て、
プライドと移り気な気持ちも捨てて、
主の蓮華の御足に触れることを望み、
永遠に主だけを崇拝している。
その主が私たちに物乞いしたとは、
何とも驚くべきことである。
供犠のすべての側面、つまり、
吉兆な場所、時、供犠に必要な品々、
ヴェーダの讃歌、規定された儀式、
僧侶、供犠の火、神々、供犠の施主、
供犠の捧げ物、得られる敬虔な結果は、
すべて主の富の現れにすぎない。
しかし、至上主、ヴィシュヌ、
すべての神秘的支配者の主人のクリシュナが、
今、ヤドゥ王朝に現れたのだが、
私たちは、あまりにも愚かで、
主クリシュナを至上主と認識することができなかった」。
…つづく
(10巻23章46-49節)