Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

床リフォームの基礎知識⑨ 床現調の注意点(1)和室→フローリングの注意点

2018.07.29 21:00

床は不具合が生じやすい部位だ。建物の傾き、季節変化の影響、シロアリ被害等の影響を受けやすい。ところが住んでいる人はそうした問題に気が付いていないケースが多いため、『思ったより大げさな工事になった』という印象を持たれることもある。しかし、安全性が求められる床は、問題があれば指摘して、どこまで工事をするかを相談して決めるようにしたい。


和室を床だけフローリングに。
あれ、襖の下が・・・

和室を床だけフローリングにすることが多いが、フローリングの厚みは畳より薄いため、畳の厚みに違いはあるものの数センチ床が下がることになる。リフォームの際、押し入れの襖を交換しなかった場合、敷居が露出するので「一緒に交換すれば良かった」と言われることになりかねない。また掃き出し窓も同じことで、立ち上がりが出来て掃き出しでなくなる。事前にそうした問題を話合っておくようにしたい。


このように、施工後の仕上がりイメージに食い違いが起きないように、事前に問題を提起し

施主様に相談しておこう。


おすすめ記事

床リフォームの基礎知識 戸建の床現調①床組みの工法

床リフォームの基礎知識 戸建の床現調②床鳴りの種類

床リフォームの基礎知識 戸建の床現調③床の劣化が起こりやすい場所

床リフォームの基礎知識 戸建の床現調④段差・敷居の有無