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山形での出会い

2018.07.18 06:49

先日、大学時代の仲間の結婚式があり、人生で初めて山形を訪れた。

仙台に空路で向かい、そこからバスを使って山形入り。

小学生のころ、日本で最も高い気温(当時)は山形で観測されたと学んでいただけに、

この日も東北といえど厳しい日差しが降り注いでいた。

それでも、澄み切った青空は新郎新婦の心模様を表しているようにも思え、

暑ささえも2人を祝福しているようだった。


2次会まで参加した後、私にはどうしても会いたい人物がいた。

約束を取り付けていたわけではないが、会えると確信していた。


なぜなら、銅像だからだ。


勇ましいこの騎馬像は最上義光(もがみ・よしあき)さん。

最上家11代当主で全盛期を築いた大大名である。

旅行では必ずご当地の戦国武将らの銅像を探す“銅像愛好家”としては

一度お目にかかりたかった人物だ。

雰囲気は同じ騎馬像でも伊達政宗さん(仙台市)より

島津義弘さん(鹿児島・日置市)に似ている。

会話や握手をさせていただくことはできなかったが、

“山形の英雄”との出会いは一生忘れることはないだろう。