鹿児島のしゃぶしゃぶの話。
鹿児島の伝統的な、というか、
よくあるしゃぶしゃぶは、
卵で食すことが多いです。
有名店に行くと必ず、
出汁で満たされた鍋に肉をくぐらせ、
卵をといたもので肉を食べます。
生徒にそんな話をしてましたら、
知ってる子がいまして。笑
「肉質がよく、甘いから
卵と出汁だけで美味しいんだよね。」
と盛り上がりました。
鹿児島には多くの農場があり、
豚肉の直売所もあります。
家族旅行の際は、是非牧場に寄って
実際に飼育されている豚を見て、
肉を買い、自宅で食べてみて
欲しいと話しました。
何度も話しますが、特に小学地理は
具体性が肝です。
先日は様々な砂糖の種類について
話しました。食べ比べを
してみてください。
果物の話もしました。
もうすぐ旬の果物も
たくさん出てきますので、
1位の都道府県からたくさん
仕入れて自宅で食べてみてください。
今日は肉の話もしましたし、
今後は魚の話もたくさんしてゆきます。
話題にのぼった食品は、必ず
自宅で食べてみて欲しいです。
こればかりは、塾だけでは
体験しきれないものであり、
些細なことのように思われますが、
一生記憶に残るものとなります。
実は、味、というのは記憶において
最も曖昧なものの一つとされてますが、
同時に体験したエピソード記憶というのは
最も記憶に残りやすいものと
されています。
どんな味だったか、というのは
記憶にほぼ残りませんが、
美味しかった、授業中に話された、
それがどんなものであった、
あるいは家族とそれを通して
どんな会話をした、みたいな
記憶は、かなり鮮明に
残るものです。
それが、地理における
記憶を裏から支えるものになります。
親御さんが子どもの身につきかけている
記憶に寄り添う姿勢は、
先々子どもの将来の指針を
つくることにも繋がる可能性が
あります。
それは言い過ぎかもしれませんが、
学びに繋がるものを実際に
「食す」というのは、
子どもにとって思った以上に
喜ぶ経験となります。