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狂乱の後始末

2018.07.18 12:11

さて、W杯もとっくに終わりました。

個人的には、開幕前から応援していたフランスが優勝で終わり満足しています。

フランスだけでなく、今回のW杯はジャイアントキリング連発、中堅国の躍進、ニュースターの出現と毎試合が面白くとても楽しかったです。


記録には残らないであろうイラン、アイスランドなどグループステージで去ったチームの中にも満足度の非常に高いゲームを見せてくれた点も覚えてお きたいものです。


日本も結果的にベスト16ですが、こちらも開幕前から僕の主張は変わらず日本代表にはとても強い不満があります。

選手一人一人に対する不満は特にないのですが、チームの構築については随分と見ていられない点が多かったです。


この辺が4年後(じゃ到底間に合わないので実質は8年後以降になりますが)どうなっているかは期待するしかありません。


先ほど挙げた中堅国の躍進に関しては、スウェーデンやロシアがベスト8まで進んだことが最大の成果だと思われますが、残念ながらそこから先のベス ト4以降は【底力】がないと残っていけないことの証明にもなったと思います。


ベスト4に残ったフランス、クロアチア、ベルギー、イングランドはチーム内にスーパースターを各所に置き、個の能力に関しては疑いが無く、戦術も それぞれストロングポイントを徹底して貫く一貫したスタイルがありました。


サッカーという競技は「不確定要素」が非常に多いスポーツであり、それが魅力ではあるのですが、それでも勝つ残っていくのは非常に困難なことだと 思い知る次第です。


優勝したフランスはSBに多少の不安があったものの、その他は各人がスペシャリストで、終わってみれば危なげのない優勝だったようにも見えまし た。


準優勝という快挙に終わったクロアチアですらも、間違いなく素晴らしいチームではあるのですが、対戦国に恵まれたという運と、PK戦を二度抜けて きた運があったからという部分は見逃せない点だと思います。

もう一度対戦しても、高い確率でフランスが勝利すると思われます。


サッカーの偶然性のみを愛するのは人それぞれの意見なので全く構わないのですが、本当に日本代表がベスト8以上を望むのであれば、偶然の勝ち進み を期待せず着実に底力をつけていくしか方法はないのだと思います。


一言で言ってしまえば育成しかありません。


あくまでも西野日本の成績は2勝1分4敗です。

2勝のうちわけは明らかに手を抜いていたパラグアイと、開始から10人だったコロンビアです。

これで日本中の空気が「日本代表に感動した」という評価であるなら、それは随分と悲しい限りです。

一試合一試合のゲームは是々非々で語るべきでしょう。

ですが、日本代表という大きな枠組みのなかでは混乱は全く収まっていないと思っています。


楽しい楽しいW杯でした。

ですが、勝ったのは結局「強者」です。

この事実を受け止めて、また次のステップに入るべきと強く思いました。