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ししゃもしゃもじ

蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる

2023.07.15 23:35

国立新美術館で開催している現代美術家、蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう、1957年生)の大規模な個展「蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」を見てきました。


火薬を用いて作品を制作している現代美術家です。

火薬ドローイングやインスタレーション。

東洋古来の哲学や思想、風水や占星術にもつながる宇宙など、テーマは宇宙的に大きい。


作家の世界観をとても感じました。

中途半端ではいけない。

やるならとことん。


火薬でのドローイングは抽象画のようで水墨画のようにも見えました。

宇宙、ビックバン。

火薬とビックバンは何か関係があるのだろうか。


おそらく計算して火薬を置いて爆発させているのだろうけれど、絵として成り立っているのがすごい。

大きな広場のような会場には壁面に大きな絵が並び、内側には屏風になっている絵が飾られている。

どれも不思議な魅力がある。

作品もそうだが、不思議だったのは会場の居心地の良さ。

順路は決められておらず作品は好きな順番に見ていける。



文字の配置がいい。

奥には壁一面の絵。

そしてその手前の展示が圧巻です。

展示されている作品の中に入ってみれるようになっており、時間によって明かりが変わります。

一体何周したんだろうか。笑

一緒に行った友人とも別々に見たり、一緒に見たり、また別々に見たりと自由に見ていました。

お土産売り場には火薬と書いた飴が売っていました。Tシャツもシンプルでカッコよかったけど何も買わずに。


はじめて知った作家でしたがとても見応えがありました。