YOGA Tips for Biz:なんくるないさ
先日、2週間の沖縄生活から戻ってきました。
そして今日のこのTips、決して沖縄かぶれ、というわけではございません。
この言葉の本当の意味と、これを感じる出会いがあったからです。
この「なんくるないさ」、よく聞く沖縄の言葉のひとつで「まぁ何とかなるよね」
と思っている人も多いかもしれませんが、そういう意味ではありません。
琉球新報の記事によると、 本来は、「まくとぅそーけ なんくるないさ」。 ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・
「まくとぅそーけ=正しい事、真(誠)の事をすれば」 「なんくるないさ=何とかなるさ」を意味する。 「挫(くじ)けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつか良い日が来る」という意味である。 単に「何とかなる」と言う楽観的見通しを意味する言葉ではない。
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何度となく訪れている沖縄ですが、今回の旅で、初めて沖縄本島北部の国頭村(くにがみそん)へ、 そこで非常にDeepな宿に泊まってきました。
その宿の主人は、本当に変な人でした。
無精ひげを生やして、清潔感というキーワードとは程遠く、常に上半身は裸。
ゆんたくでは、おっちゃんの独演会、そして絡まれる絡まれる…。
これだけ聞いたら、ただの変な人ですよね。
まぁ見てもやっぱり変な人なんですが(笑)。
でも、この風貌と宿のスタイルには、彼の深い想いがあって、 私はそれがまさにこの「まくとぅそーけ なんくるないさ」じゃないかなと思ったのです。
「こんな汚らしいヒゲ生やしてって思うだろ?これはね、昔の琉球人としての表現なわけよ」
「こうやってさ、いろいろ話してるのも、嫌だなと思う人いるだろうよ。二度とこないっていうお客さんなんてほとんどよ。それでもいいと思ってる。気に入ってくれる人はいるわけだからさ、そういう人が来てくれるのはありがたい」
「中学しか出ていないから、勉強なんかできないわけ。でもその分、生きる力と知恵はいっぱい持ってるよ」
「自分がイメージした宿を作りたかったけど、はじめ周りの人はどうせそんなの出来ない、やめとけって言われたよ。でも俺は聞かなかったの。これで20年以上やってるんだから。」
本当に独特の雰囲気とキャラ。
でも、俺の世界観を認めろ!わかるやつだけ来ればいい!みたいな頑固おやじ感や排他的な感じは全くなくて、 ちゃんとお客さんに感謝してるし、おもてなしをしたいという気持ちがしっかり伝わるんです。
ー自分のやるべきことを真剣にやり続けたら、愛される宿ができているー
こういう仕事の仕方って、なんかいいと思いませんか?
私は、この主人の生き方や仕事の仕方が、すごくYOGA的だなって思ってしまったのでした。
どんな形でも、どんな小さなことにでも、自分の思いを込めた仕事をしている姿はステキだし、 きっと自分の気持ちもいいものなんだろうなぁと。
リゾートにはリゾートの良さがあるけれど、こういうのもたまらなく好き。
やっぱり人とのつながりは楽しいし、エネルギーになります。
同じ人なんて1人もいない、だからいろんな人がいて楽しいのだなと。
もっと詳しい沖縄トークは、また次回♪
民宿の入口はこちら。まるでジャングル。@沖縄国頭村