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【元祖】第5回全日本失敗王選手権

<初代失敗王からみたこれからの未来>

2018.07.19 15:37

僕は最近、環境が変わり、ある感覚が研ぎ澄まされてきた。 それは「気持悪い」という感覚。 例えば、あるCMの話。 自動車で事故を起こしてしまい、その後、どうしていいか分からず困っていたところ、損害保険のオペレーターが代わりに電話で対応してくれるという内容だ。とても助かりました!と言っているのだが、気持悪い。 事故を起こして、何が「何をしていいか分からず、困っていた」だ!自分の失敗の始末も出来ないのに、車なんか乗るんじゃない!こんなサービス、今すぐやめた方がいいんじゃないかと。 僕が事故された方で、保険会社に電話を代わってくれと言われたら、絶対に電話に出ないね。とことん事故した本人に問い詰めるけど。完全に勝ちパターンでしょ。 ロシアサッカーワールドカップの開催前の日本放送協会(NHK)。AI(人工知能)に分析させて、どこの国が優勝するか、発表していた。 優勝=ブラジル。準優勝=ドイツ。 そんなの素人の僕でも予想出来るわ!しかも、何%という確率で発表してきた。で、結果はどうなった訳?全然かすりもしないんでしょ。だったら、そこは忖度させて、「日本=優勝!100%!」って発表させたらいいのに。その方が、話題性もあって盛り上がるでしょう。どうせ当たらないのだから。 それよりも、北海道の「占いタコ」の方が良かったね。ワールドカップの日本のリーグ戦の勝敗、全て当てたって。それもすごいんだけど、それよりも、決勝トーナメントも占ってもらおうとしたのに、「もう3日前に茹でて出荷しましたよ。鮮度が落ちるから」と。出荷した漁師も流石だ。 多分、このニュースを聞いた十人が十人「えっ!?」となったでしょ。「何で出荷しちゃったの?」って。今の時代、そのぐらいの方が正常な出来事ですよ。だって鮮度が落ちちゃうから。ちなみに僕も「えっ!?」って新聞読んで声出ちゃったけどね。 これからもっとAIが世の中に出回って来るのは避けようがない事実だ。AIは過去の膨大な情報を瞬時に分析し、過去の経験則から、今後の最適解を導き出す。そのうち、何を判断するにもAIが登場して、何か失敗したとき「何故、もっとAIに分析を掛けなかったんだよ。」という上司部下との会話が想像できる。 さらに進めば、全ての判断をAIが導き出し、失敗しない世の中となる。 AIは失敗しない。最適解を導き出す。一番無難なことを選択する。何故そのようなことが言えるのか。それは、最適解、無難な選択を答えに出さず、突拍子もない答えで、それを実行したとして、結果が失敗だったとすれば、そのAIはプログラムを停止させられるからだ。 そうなると、世の中の全てのことを「最適解、無難な選択」を導き出すプログラムだけが生き残ることとなる。そして、ここからが恐ろしいのは、そのプログラムが、世界で同じプログラムになったとすると、そのプログラムが出した答えが、世界の真実となってしまうのだ。 ピンと来ない方に、少し補足をする。 例えば、日本で一番有名な証券会社が、全国各地の同時セミナーで、とある株を推奨銘柄として、ガンガン勧めたとする。「この株を買えば明日から上がる。だから買って下さい。」と。それを全国各地で一斉に言うのだ。そうすると、そのお客さん達が、その株を買う。するとその株は価格が上がって来る。それを見たお客さんが、「あの証券会社が言っていたことは本当だったな。」となって、更にその人たちも買う。そしてその株はドンドン値段が上がっていく。証券会社が言ったことが現実となるのだ。 と、こういう理屈なのだ。証券会社をAIに変えれば同じことが言える。 そして、その世の中では失敗が許されない。なんせ、AIは失敗しないから。 そのうち、営業も何もかも、すべてAIにやらす時代が来るのではないか。AIからしてみたら、「人間に指示を出しても失敗するから、自分たち(AI)がやった方が、失敗しないよね。」と。 その時人間は、失敗しない気持ち悪さを始めて実感するのだろう。最適解ばかり求める、無難な選択の人生に何の意味があるのだろうと。しかし、それでもAIはガンガン最適解、無難な選択を人間たちに与え続ける。 今はまだ、失敗しない方がいいという風潮。AIもまだまだチヤホヤされる。ただ、あっと言う間にAIの時代が来る。 AIから、「全日本失敗王選手権大会は失敗だから開催をやめた方がいい」と判断されたとき、そこで初めて、全日本失敗王選手権大会は、世の中の救世主になるのかもしれない。 失敗こそ人生。AIなんかに僕の気持ちがわかってたまるか!と。 まぁ、救世主になったら、なったで、気持悪いですが。




今年もやります、懲りずにやります。嫌がられてもやります!!当大会は、人生において大失敗をしてしまったけどそれをネタにして笑いをとる、それだけで賞金10万が進呈されます。ただし、大切なのは「(笑)」です。笑えないとただのショボーンな話になってしまいます。僕は笑える失敗を前向きな失敗だと捉えています。その失敗の大小は関係ありません。 過去の失敗王の皆さんは、つらい現実に立ち向かい、それでもそれをネタにして次のバッターボックスにたつ。そんな人たちです。ピン!と着たらぜひ、挑戦者としてトライしてください。結果、また違う景色が見れますよ。 ■1次予選はインターネットによる募集です。約1000字くらいで10分程度でまとめてください。 原稿の送り先はこちら 1次選考申込み専用アドレス:sippaisaikoh@gmail.com へ送信してください。 ※選考結果は追ってお知らせ致します。本選出場の方は交通費はご負担となります。 第一次締め切りは2018年8月31日(水)日です 厳正なる審査の結果、1次予選通過の方には次のご案内をさせて頂きます。