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織姫も彦星も関係なかった日本の七夕!

2018.07.19 21:23

実は、七夕は「先祖祭り」であった 

 七夕の季節は、七夕盆・盆はじめ・ナヌカボン・盆道作り・墓掃除という盆行事の一つでもある

 祖先を迎える前に川で禊。盆を清らかな日にしようとした。

 笹流し・虫除け・七夕送り(悪い物を流す)=祓い=疫病退散=祇園祭天王祭=青森のねぶた(現8/1-7)もねぶた(り)流し(ねむけ・農業の妨げを追い払う)、秋田の竿灯も、もとは願い事を書いた短冊を笹竹につるして、町を練り歩き、それを川に流していた。松本の七夕人形は、着物を着せた人形を七夕の日に軒先につるし、厄除を祈った。

 短冊に願いを書く起源は中国。星に裁縫や書道上達を祈る乞巧奠(きっこうでん)という祭り。七夕に、酒、料理、果物、瓜を供え、金銀真鍮の針を用意し、月に向って五色の糸を針に通す。天の川に白や五色の光が見えれば願いが叶い、蜘蛛が瓜の上に巣をはれば裁縫が上達するといわれた。

 さらに古くは、梶の葉(和紙の原料にも)に詩歌などを書いて供える風習もあった

 「天の川 戸渡る舟の梶の葉に 思ふ事をも書きつくるかな」後拾遺集

 江戸時代、寺小屋に通う子供たちが手習いの上達を望んだという。

 昔は、七夕の日に七度水を浴び、七度飯を食うものだと子どもたちがその風習を守ろうとした

 この日に井戸替えといって井戸の掃除をする風習もある。