25年間の働きかけ森林環境税
2018.07.19 22:19
国土面積の3分の2を占める森林は、木材等林産物の供給をはじめ、地球温暖化 の防止や国土の保全、水資源の涵養、土砂災害防止、生物多様性保全、自然環境 の保持など、多様な公益的機能を有しており、国民生活と切り離すことのできない貴 重な財産である。
この緑豊かな国土を保全し、未来の子どもたちに受け継いでいくことは、森林の恵 みを受けて現在を生きる私たち国民に課せられた責務である。
しかし、この生命の源である水と空気と土を育み、緑の国土を守っている我が国の 山村は、木材価格の暴落・低迷や林業従事者の高齢化・後継者不足などにより、生 業としての林業は衰退を余儀なくされ、極めて深刻かつ危機的な状況での自治体運 営を迫られている。その結果、山そのものが荒廃し、自然災害等の脅威に対して、国 民の生命・財産が危険にさらされるといった事態も生じている。
川上の山村と川下の都市は、今こそ手を携えて、この緑豊かな美しい国土と山村を 守り、国民一人ひとりが安心して暮らせる資源循環型社会を実現し、自律的で持続的 な社会を創生していかなければならない。
私たち「全国森林環境税創設促進議員連盟」は、森林が果たす公益的機能とその 重要性を広く国民に訴えるとともに、森林・林業・山村対策の抜本的な強化をはかる ための「全国森林環境税」の導入に向け、早期に具体的な制度設計を行うよう全国の 関係市町村議会が一致団結し、より強力に運動を展開することをここに宣言する。
さらなる市町村議会の参加が必要です。
https://newswitch.jp/p/11649