事業承継セミナー参加しました

2018.07.21 00:15

 長崎新聞の主催で行われた事業承継セミナーへ参加してきました。

同族承継、社員承継、そして第三者承継(いわゆるM&A)のそれぞれについて

メリットデメリットを分かりやすく解説されました。

会社がどうなるか、という話の以前に

一昔前とは家族のスタイルが変わってきたことによって

「長男が有無を言わさず家を継ぐ」時代では無くなってきています。

そのことから、事業承継について悩む経営者が増えてきているという事です。


継がせたい経営者(父)

家業が何をやっているかもしらない子どもたち

板挟みの母親...


結構ありがちな構図のような気がします。


第三者承継に関して、昔よりマイナスイメージは軽減されているように感じました。


今回、1番私が勉強になったな、と感じたのは

個人の遺言書のような意味合いで

経営者に万が一のことがあった時に、会社運営の事を委ねる「民事信託」のシステムについてです。

経営者が社内の決定権を持っているのは当然ですが

その経営者に万が一のことがあった時に、会社の決裁がすべてストップします。

そうなった時にどうするのか、誰を代理にするのか等

遺言書やエンディングノートと同じく

万が一の事を想定するのは縁起でもない!と考える方もいらっしゃるとは思いますが

会社存続のためには必要なことではないでしょうか。

万が一の事が、必ずしも事故や病気に限りません。

近年多いのは「認知症」により会社運営が滞るパターンだそうです。

ある日突然来る「その日」に備えて

個人では遺言書やエンディングノートで

法人では民事信託で

周りの家族や従業員の為に書き記して置く事は大切ではないでしょうか。