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元美浦トラックマンの競馬血統ブログ

シルクホースクラブ 1歳馬考察 エクセレンスⅡの2017

2018.07.21 02:50

エクセレンスⅡの2017 募集価格8000万円

池添学厩舎 ノーザンファーム生産

父ディープインパクト 母父Champs Elysees

母エクセレンスⅡは仏GⅢ勝ち馬で仏1000ギニー&仏オークス3着馬。母父Champs Elyseesはアメリカ・カナダでGⅠ3勝の実績、その母は名牝HasiliでDansiliの全弟にあたる血統。

Danehillの血は強靭な後駆のパワーをもたらし、馬体を大きくする傾向が強くあり、ディープインパクト産駒と相性が良い。牡馬に限れば、1頭当賞金が6000万を越え、総賞金1億超えが5頭と大物が出る配合だ。

ただし、強靭な後駆のパワーは強く伝えるわけではないため、ダノンプレミアム、サトノアレス、プリモシーンの全兄姉がコケている点には注意したい。特に本馬はSir Ivorのクロスなどナスキロ血脈を持つため、そちらが強く出る可能性がありそう。

◆Danehillの血を持つディープインパクト産駒

本馬で一番の不安は池添学厩舎だろう。

重賞で勝ち負けできたのはメラグラーナとボンセルヴィーソの2頭だけで、ノーザンFの高額馬を多く抱えながら大きな成果を挙げられていない。これだけの募集価格の良血馬であれば、重賞を勝ち負けしてもらわないと困るだけに、この厩舎ではそのイメージが沸かない。


【総評】

血統的に非常に評価でき大物が出てもおかしくない。馬体が分かる方は、強靭な後駆のパワーが強く出たのか、ナスキロ血脈の柔らかさが強く出たのかを判断しらもらいたい。

これだけの期待感をもたせる馬ではあるが、サンデーRのテコ入れが至上命題である段階で昨年度サンデーR ⇒ 今年度シルクHCというのは、ノーザンFの意向からすれば怪しい。しかも池添学厩舎。血統以外ではあまり評価はできない印象だ。


堅実性  ★★☆☆☆

大物感  ★★★★★

お買い得 ★★☆☆☆