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《BOSS×KEY心斎橋店》BOSS ES-5を使ったスイッチングシステム構築【Part1】

2018.07.21 12:15


今回は、タイトルにも記載している通り、BOSS ES-5を使用し、店頭用デモボードとして、スイッチングシステムを構築する事になりました。

実はこのブログではあまり書くことの無かった『スイッチングシステム』について、今回は書きたいと思います。


数多くのコンパクトエフェクターをワンアクションでコントロールする為には、それらのエフェクターをスイッチャーで管理する必要があり、導入すればよりプレイに集中できるメリットがあります。

特に近年、様々なスイッチャーが登場し、このブログをご覧の皆様も、スイッチャーという言葉に親しみを感じている方も多いかと思います。



そんなスイッチャーのラインナップの中で、今回コントロール部の中核として使用するのは、筆者も大好きなブランドBOSS ES-5です。


BOSS ES-5は、フラッグシップモデル、ES-8をよりコンパクトにしたモデルで、比較的、小型~中型のシステムボードに採用しやすく、今回のシステムでは、そのES-5のポテンシャルをフルに発揮したシステムを構築したいと思います。


何回かに分けて、皆様になるべくわかりやすく書いていきたいと思いますので、最後までお楽しみ頂ければと思います。



記念すべき第一回目の内容は、《スッチングシステムを組む前の事前準備編》です

きれいにボードを組むためには必要なテクニックだと思いますので、是非参考にして頂ければと思います。


さて、まずは、ES-5のスペックを確認していきましょう!


主な仕様(BOSSホームページより)

●ループ数 5ループ

●パッチ数 200

●メモリー・モード/マニュアル・モードでの操作が可能

●EXT CTL CTL 1/2、CTL 3/4端子、CTL IN EXP CTL 1/2端子:TRS標準タイプ

●MIDI機能対応(IN、OUT/THRU)

今回のシステムでは、上記機能を活用する部分も多々ありますので、まずはご確認頂ければと思います。


早速今回使用するスイッチャー、エフェクターをボード上に仮置きしていきます。


コンパクトエフェクターは全てBOSSコンパクトで統一!!

全てBOSSで揃えるとすごくかっこいいですよね(^o^)


組み入れる前に、実際使用するボードの上にエフェクターを仮置きすることにより、ボード内のスペースを把握しやすくなり、ボード内にエフェクターが入らないなどのトラブルを事前に防ぐことが出来ます。


置き場所が決まったら、マスキングテープを使用して、スイッチャー、各エフェクターの置き場所をわかりやすくしていきます。



写真のような感じで、ある程度ボード内でエフェクターの位置が把握出来るようにマスキングしていきます。


更に、各エフェクターをどのループに入れる予定かを書いて貼っておくと良いかなと思います。


今回の接続順はこちら!!

L1  CP-1X(コンプ)
L2  VB-2w(ビブラート)
L3  JB-2(オーバードライブ)
L4 MD-500(コーラス/ディチューン他)
L5  RV-6(リバーブ)


ループに接続するのは、上記エフェクターのみとなり、DD-500(ディレイ)は今回はES-5のループには接続しません。

『じゃあどうやってON/OFFするの?』と思った方も多いかと思いますが、ES-5にも搭載されている、MIDI機能を使えば、ループに入れなくてもコントロールすることが可能、このあたりは次の回でご紹介したいと思います。(比較的設定も簡単です、お楽しみに!!)



さて、今回使用するケーブルは、BOSS ソルダーレス・ケーブル・キット BCK-24


システムボードを組む際のパッチケーブル選びって以外に大変だったりしますよね。

自分でハンダの技術を持ち合わせている方もいらっしゃるかとは思いますが、今回は、長さを自由に選べて、手軽に作れるソルダーレスケーブルを使っていきます。


BOSSのソルダーレスペダルボードケーブルキットは、ピュアな音質を確保しながら、ペダルボードのスペースを節約できるよう設計されており、コンパクトなプラグは、ストレート/L字接続のどちらへも対応可能

限られたスペースのペダルボード内でもスムーズにレイアウトを行うことが可能で、ケーブル自体も太すぎずで、ボード内のスペースもとりません。


さて作業を進めていきましょう。

次に、仮置きしたボードエフェクターにジャックを差し込んでいきます。

こうすることにより、ジャック同士が干渉したりすることありませんし、組み入れていく中で、ボードにエフェクターが入り切らなくなってしまうという事を事前に防げたりします。


今回のシステムボードに導入するエフェクターの中には、MIDIケーブルを接続する物や、専用アダプターで接続しなければならない物もあり、しっかりとした事前準備、ボードの完成イメージを頭の中で持つ事が大切になってきます。(あまり考えすぎないことも重要かもしれませんが...)


また、今回のシステムボードでは、DD-500,MD-500にはかなりの期待をしています!!

これを使いこなすことでサウンドメイキングの幅も一気に広がってくれることでしょう!!

ちなみにMD-500は個人的にも所有しており、かなり使いやすくて気に入っています!!



それでは組み込んでいる姿を少しお見せ致しましょう!!(笑)


好きなエフェクターをボードに組み入れ、セットアップ出来るのは至福の時間です(*^^*)

今から完成が楽しみです!!


ここまでお楽しみ頂けましたでしょうか。


BOSS×KEY心斎橋店 コラボ企画『BOSS ES-5を使ってシステムボードを組む!!』


次回以降はより本格的に組み込んでいきますのでお楽しみに!!




《今回、ボードを組む人はこんな人!!》

ミュージックランドKEY心斎橋店 田中貴崇(たなか よしたか)


MI JAPAN大阪校GIT科卒業後、現在の仕事に付く。

このブログを書く人でもあり、ラックシステム構築の経験を活かしミュージックランドではラックエフェクター、サウンドシステム構築を担当。

自身のシステムにもラックエフェクターを使用するなど大のラックエフェクター好き。

影響を受けたアーティストは、Michael Landau,Steve Lukather,Dann huff,Scott Henderson,増崎孝司さん 他。


サウンドメイキングは勿論のこと、上記アーティストと同様のサウンドを出したい!!などのシステム構築も可能ですのでお気軽にお申し付け下さいませ。


それでは!!