『W旦那+(プラス)』 TAKAOMI⑤ 三代目妄想劇場ショートストーリー
2018.07.21 09:00
隆臣を乗せた車が赤信号で停車した時だった。
後部座席のチャイルドシートに座っている隆臣がマネージャーに声を掛けた。
「お茶くだしゃーい」
「隆臣くん、お茶ですか?困ったな、どこかにコンビニがあれば…」
青信号に変わり、ゆっくり発進する。
交差点を過ぎてすぐにいつもの公園にさしかかった。
「マネージャーしゃーん、お茶あるよ🎵」
隆臣が公園入口横にある自販機を指差した。
先日、臣と一緒にお茶を買った自販機だ。
「あ‼ほんとだ。じゃあ車とめますね!」
公園横の路肩に車をとめた。
マネージャーはシートベルトを外しながら、
後ろを振り返った。
「じゃ、隆臣くん、お茶買ってくるので待ってて下さいね」
「やーら😡⚡たぁくんも行く」
「そうですか?じゃあ一緒に行きましょう」
つづく