FOMOを乗り越える。
みなさん、”FOMO”という言葉をご存知だろうか。
“Fear of Missing Out”の略である。
一般的には、ソーシャル・ネットワーキング・サイトを見ずにはいられない、
「私が見ていない間に何か面白いことが起こっているのではないか・・・」
と思ってしまうSNS中毒みたいなことを示して言うことが多いようだが、
(最近ではJOMOというのもあるらしい。。)
Kennedy Schoolでは、
「参加したいことが多すぎて選べないけどチャンスを逃すのは怖い!!!」
という気持ちのことを指して、頻繁に使われる。
プログラムが始まって約10日、その気持ちがよくわかった。
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学校が始まったばかりなので、学校主催のネットワーキングのみならず、
みんなで◯◯しよう!みたいな企画が沢山あり、
遊び系だと、色んな国の食事や色んな理由をつけたパーティは勿論のこと、
チャールズ川でカヤック、ホエールウォッチング、スポーツ観戦、歴史スポット巡り、、、
(いずれもCambridgeやMassachusettsならではのものばかり!)
真面目系だと、読書会、TED×Salon、Women’s Council、同級生の一人が出版した外交に関する記事についての議論会、教授を呼んで個別テーマのディスカッション、、、などなど、
とにかく
「あ、参加してみたい」
ということが、死ぬほど沢山ある。
そして、そういったことが、
ずーーーッと
WhatsApp(アメリカ版LINEみたいなもの)のグループで議論されているので、
数時間携帯を見ていなかっただけでも、
あっという間に見ていないやりとりが溜まっていく。
そんな中で、
日々の宿題、
事前課題のReading、
参考として教授が送ってくれたOptionalのReading、
試験の準備、、
あぁ、どこまでやるんだろう。
あらゆる国の人との会話についていくには
少なくともNYTimesやFTぐらいは目を通したいし、、、
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卒業生や教授やスタッフの皆さんは、
Kennedy Schoolでの経験を
”Drinking from the firehose”と表現する。
な、なるほど。
そ、そのビジュアル、目に浮かびます。
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渡米前に、卒業生の某大先輩から色々アドバイスを頂いた中で、
「まぁ、今やることは、何を採って何を捨てるか考えることだね。
勉強の専門性、人脈、インターン、旅行、
全部はできないから、留学期間中に何を得たいのか、
フォーカスを絞る必要ある。」
というご助言があった。
仰る通〜り。
この期間を通じて何を得たいと思って来たのか、
それを元に優先順位をつけない限り、
24時間では足りない。
(これまたKennedy Schoolでは、
”We can sleep in June”=卒業したら寝られるよ。
という言い回しがある。)
そして、私の場合、
子供というファクターで、更に物理的・時間的にあらゆる制約が出てくる。
私の優先順位1位は子供。
それを置いた上で、
「取り組みたい課題のために何が必要か。」
「時間の制約がある中で得たいもの、その最適な形は何か。」
改めて問い直す。
そして、思い切って、捨てる!!!!
Nice to haveは要らないので、
Need to haveにフォーカス。
自分に限界を決めずに少しStretchすることと、
自分に最適なもの以外を捨てる勇気を持つこと、
この絶妙なバランスが重要なのだ。
そう、それがFOMOを乗り越えるということだ。
P.S.
定期的な振り返り・学びの棚卸しと記録は大事だと思うので、
このブログの更新を捨てる日が来ないように頑張ります。。。
〆