7月14日BFF@しがさんとのコラボ企画に参加しました
7月14日にBFF@しがさんとのコラボ企画 いろんなお産をしゃべり隊の中で「子どもの生死に関わらず、ひとつのお産として」をテーマにお話しさせていただきました。
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ZOOMでの開催で、滋賀県だけでなく北海道、愛知県、京都府、福岡県などから14名の方がご参加くださいました。
今回は、さぼてんのはなの活動の紹介と、流産や死産等の現状、そして私たちの流産や死産等の経験を「お産」という視点からお話しさせていただきました。
流産や死産も、人工死産等も、赤ちゃんは亡くなったかもしれないけど、ひとりの命がお母さんのお腹に来てくれて、家族になって、そして、どんな形でも赤ちゃんが産まれてきてくれた。
私たちは、流産や死産等だって、子どもの生死に関わらず、一つの大切なお産であることには変わりないと思っています。
でも、今の現状は、流産や死産等を経験した時に、「お産」として捉えてもらえるような実感はほとんどありません。
まだまだ医療や行政のサポートはほとんどないだけでなく、医療者や周囲の言動で当事者が傷ついてしまっている現状があります。
流産や死産等で子どもが亡くなってしまったら、どうして当たり前のケア(産後ケア、心身のケアなど)が受けられないのでしょうか。
子どもが亡くなった時点で、母親・父親は支援の繋ぎ目からこぼれていってしまっていると感じています。
そんな思いを参加者の方々はしっかりと受け取ってくださいました。
ご自身の経験を思い返したり、友人等が経験したときにどうしたらよかったのか、などを一緒に考えたり、、。
いろんな立場の方がご参加くださっていたので、それぞれの立場からこれから必要となること、大切になること、こうしていきたい、という気持ちをお聴きできたことが嬉しかったです。
BFF@しがさんは、「Birth For the Future」の略で、滋賀県の妊娠~出産~子育て環境をよりよくしてきたいと活動されている団体です。
今回、私たちの流産や死産等の経験を「お産」としてお話しして、流産や死産等も一つのお産として認めてもらえたという実感が何より嬉しく感じました。
子どもの生死に関わらず、「一人ひとりのお産」が、そして、「赤ちゃんの命」が大切にされることが当たり前の医療や社会になるように、これからも私たちも発信し続けます。
改めまして、貴重な機会をいただきましたBFF@しがのみなさま、ありがとうございました。