Hiby FC3 レビュー
こんにちは。ぽぷりです。・ω・
今回もまたまたドングルDACのご紹介です。HibyのFC3。
そんなに古くないのですが、ディスコンになりつつあるようです。私は今回Hiby社の特別なご厚意で特殊なルートから正規品新品を入手しました。
ヨドバシではシルバーが1個だけ残っているみたいですね。
私が入手したのは日本では出てなかったっぽいレッドになります。
米Amazonでもレッドは注文できるようです。
ではいってみよう。
見た目とか
こんな感じ(真ん中の線はインジケーターLED)
裏面はガラス
片側はType-C
反対側は3.5mmジャック
独立ボリューム!
見た目はとてもシンプルでなかなかないレッドがとても気に入っています。しかも明るすぎないかっちょいいレッド。(画像よりは明るくメタリックですがかっこいいです。)
手触り等、仕上も抜群でさすがHibyといった感じです。
そして驚くべきはそのサイズ。見ての通り指より細いです。(標準体型の男性の人差し指より)
細くて小っちゃい
スペックとか
サイズ: 45*13*9 mm
重さ: 9.1g
DAC: ES9281PRO
出力: 70+70mW@32Ω
サポートコーデック: PCM up to 32bit/384kHz, DSD128 DoP, MQA
入力: USB port Type-C
出力: 3.5mm headphone(リモコン操作は非対応)
その他: ハードウェアボリュームボタン付き(30ステップ)
こんな感じですね。ちょっと公開情報が少ないのですが小型軽量と低価格、にもかかわらずガラスの面にロゴが印字されているようにMQA展開に対応したES9281PROを採用というのが売りのDACです。(そのMQAは存続自体がもう虫の息ですが...)
出力はAKMのDAC内蔵アンプAK4377を搭載した先日のIKKO ITM02と同じくらいですね。あくまで32Ωの時であって詳細な特性は不明ですが。なので多分この機種もOPAMPは積んでないんじゃないかな。(間違ってたらすみません。)
あとここまで小型軽量なのに付属ケーブルがType-C to Cのほか、ちょっと長めのA to Cが付属しているのが以外でした。公式ページの宣材写真を見る限りノートPCでの利用を想定しているみたいです。
最近はノートPCにもType-Cポートがついていることが多いのであまりいらないのですけどね...。
付属のケーブルは品質がいまいちそうなので、いいものを持っていたら交換しても面白いかもしれません。
ケーブルは正直イマイチ
今回決め手になったところ
- 赤い
- 小っちゃい
- 独立ボリューム搭載(ちょっとステップ数が少ないけど)
これにつきますね。赤かっこいいじゃないですか。自分F1観戦が趣味でフェラーリレッドへの憧れが強いんですよね。
あとはぶら下げても苦痛にならない超小型コンパクト。IKKOのITM02と同じくやっぱり高級化大型化路線だけじゃなくてこの路線も絶対に必要ですね今後も。
最後はいつもの通り大正義独立ボリューム搭載ですよ。このサイズで。最高。ただ30ステップなのがちょっと残念。最低50は欲しかったですね。まあ、ありなしだと雲泥の差ですが。
気に入っているところ
- ESSなのに意外と滑らかな音
滑らかな音といえばバーブラウン、AKMとかシーラスロジックのイメージでESSはどちらかというとはっきりぱっきりしゃっきりなイメージだったのですが、このチップはとても滑らかな音で驚きました。聴き疲れのしないとても良い音だと思います。
いやそれにしても最近のチップの小型・高出力・高特性など、高性能化はすごいものがありますね。そりゃDAPが売れにくくなるのもちょっと納得してしまいます。(寂しいけど。)
微妙なところ
- 結構熱くなる
- 入手性の低さ
ESS系は発熱が大きいのかやはり結構熱くなります。持つと「あったかいな」というより「熱いな」というレベルで危険を感じるほどではありませんが、密閉されたりポケットにドングル部分を突っ込むなどは極力しないほうがよいでしょう。
あとHibyは代理店問題もあったからかそんなに古い商品でもないのにすでに入手性が低いことですね。まあ、もともとHibyは開発・入れ替えやマイナーチェンジなどが異常に早い会社なのでそれが理由かもしれませんが。今回入手したFC3も初期ロットとデザインが全く違いますし。
まとめ
- とにかく気軽にぶら下げて使いたい人用
- 滑らかで聴き疲れのしない音が欲しい人
- 独立ボリュームはやはり正義
こんな感じでしょうか。
今回この中で一番の驚きは2番目の滑らかな音でした。ESSってこんな音も出せるんだと。ESSのチップは周辺の設計で大きく変わるともいわれますから、そこの設計がうまい可能性もあります。しかしピーキーな音がいきなり周りの設計で滑らかになったりはしないでしょうし、このチップの特性の一種なんだと思います。
もし興味があれば、まだ何とか手に入りそうなのでぜひ検討してみてくださいね。
では、今回はここまで。(=゚ω゚)ノ