どうしても。これじゃなきゃ。
ダメなのだ。
どうしてもこの人じゃなきゃ。って恋愛しかしてきてない。
”何となく付き合う”とか。
”妥協で”とか。”利害関係が一致する”とかそういう恋愛や友達関係は結んで来た事がない。
”嫌いになれたら楽なのに”
嫌いになれず。やっぱりその人じゃなきゃダメで。地平線の先まで行っても彼が全てだった。才能に惚れ込んでトコトンなダメんずを好きになり地獄を見た恋愛もしてきた。
最近。ある方がうちのDressをお求めになった。
その方は最初にすでに1点ご購入済みで。
でもそれも迷われて、迷われて分割でお買い上げくださった。
それを本当に愛して沢山お召し下さっているのだが。
自分の仕事でも必要でstep upの為にもうちの或るドレスがどうしてもどうしても欲しい。
と連絡が有った。
それはうちの代表作でもあり。思い入れの深いDressでもあり。
だから大抵のものはお譲りするのだが”これは無理なのです”とお断りした。
その代わり別の生地でorderは出来る事。またOrderにしても完全なhaurte coutureなので
かなり値が張る。彼女はお子さんを二人抱えたsingle motherだししかも実は2点どうしても
”これじゃなきゃ”という理由でDressを懇願された。
諸々考えて代替案を出した。”このDressはインパクト強すぎて1度お召しになると皆絶対覚えちゃうのでそれでは特別にレンタルでは如何でしょう?”
お財布にも優しいし,,,と思った。だが。彼女は言った。
”これがどうしても欲しいのです。””そのままのこれがどうしても。”
”私が服なら。代々木のstore roomに保管されているより愛されて請われて着て欲しい”
と決断し嫁入りに。
そしてまたうちのbrandの在り方を気付かせて頂いた。
”媚びない”
大衆にも、誰にも。
元々大衆受けするものを作っている訳じゃない。からもうそこは捨てよう。
ただ”どうしてもそれでなきゃ。” ”どうしてもそれが欲しい”
というTakako Hotta のDressで”人生が変わる人の為のDress”を作り出そう。
4年目にして再び。Brandの方向性、見えたり!!!!