三代目❤夢小説 『NAOTO編24』
2018.07.22 22:00
「…私、こんな普段着だし、失礼じゃ?」
「そう言うだろうと思ってね。ちょっと店の中に来て」
直人に導かれるままショップの中に入り、
フィッティングルームの前に来た。
直人がカーテンを開けると、オーガンジーのシンプルなドレスが壁面に掛かっている。
「…これって」
「俺がデザインしたレディースフォーマル。
メイクとヘアセットはうちのスタッフが手伝うから安心して」
「…直人さん、どうしてこんなに良くしてくれるんですか」
まりあがドレスに触れながら尋ねると、直人は優しく笑って答えた。
「…この間から、まりあちゃん元気ないなって気になってたんだ」
「迷惑でなければ、俺のサプライズに付き合って下さい」
真摯にそう告げた直人の目をまっすぐに見てこくんと頷き、まりあはスニーカーを脱いでフィッティングルームに入った。
つづく。