7月20日 稚内→羽幌(138km)
稚内を旅した人からの情報で、沿岸部エリアは風が強いとは聞いていたので、頭ではわかってはいたのですが。
就寝中、やけに車体が揺れるし、ゴーゴーいってるなぁ、と ふと思い、起き上がってネットで気象予報を調べてみたら、やはりこの地域には強風注意報が出ていました。
しかも、明け方明るくなってから気付いたのですが、ここは稚内港が50mほどの至近距離に迫る、海から吹き付ける風を遮るモノが何一つない、吹きっさらしの駐車スペースだったんです。
昨日は、ぼんやりと霧がかかっていたんで、全く気付かなかった私達。
不覚でした。
あまりに揺れがひどいので、明け方5時、急遽内陸方向へと避難する事に。
風に煽られながら、住宅街の中にコンビニでもないかと探していた時、ふとこちらをじっと見つめている二つのつぶらな瞳と遭遇。
霧の中じっと目を凝らしてみると……、🦌エゾシカです。
住宅街に🦌⁈ と、一瞬目を疑いましたが、間違いありません。
進行方向横の駐車場に、その🦌はいるので、体当たりされないように、素知らぬふりをして、🦌だけにシカトして通り過ぎました。
こんなところまで来なきゃならないなんて、本当に食料不足なんでしょうね。
昔、奈良市内中心部に住む友人が、よく近所を散歩する🦌に遭遇するという話をしていて驚いた記憶がありますが、全くそんな感じ。
🦌もごく普通の、当たり前って顔していました。
知床で遭遇したヒグマといい、野生動物と人間との共生は進みつつありますね。
ジビエ料理を呑気に食べてる場合じゃありませんよ。
さて、そんなわけで市内内陸部へと軽く移動するくらいのつもりでいたKY夫婦でしたが、もうこうなったら次の宿営地まで移動してしまえっ‼︎ということになり、明け方まさかの旅立ちとなりました。
こうして強風に煽られながら辿り着いたのは、羽幌町にある道の駅「ほっと♡はぼろ」。
日帰り温泉♨️付きホテルがメインとなった駐車スペース。
ここは、バラ園と海鳥センターが併設されていて、どちらも無料で楽しめます。
隣には芝生もあるので、女性の二人連れがテントを張って宿泊しておりました。
そのくらい安全で開放感があるスペースなんです。
この場所も港の近くなんですが、風避け対策も行き届いていて快適。
今日は、走行ノルマも走り切ったので、一日ゆっくり過ごすことに。
Yは楽しみにしていた甘エビ定食を堪能し、ご満悦の様子。
後で聞くと、この甘エビが食べたい一心で、眠い目を擦りながら(危ないので、良い子の皆さんはマネしないように)ここまで一気に走ってきたそうな。
という事で、朝からお疲れさんな一日でした。