7月21日 羽幌→増毛→秩父別(131km)
宿営地は風避けで守られていましたが、やはりこの辺り一帯沿岸部の風の強さは相当なもの。
上手く利用すれば、このように風車をたくさん設置して風力発電を。
でも、海岸沿いの民家では
この通り、風避け対策をしなければなりません。
ものすごい勢いで風が吹きつけてくるのでしょう。
ネットで調べたら、昨年年末には留萌の灯台が、強風による高波で折れるという、前代未聞の出来事が。
高さ16m、直径2.7mの鉄筋コンクリート製の灯台が、土台からボッキリですから。
こういった防御壁は、各家のみならず、集落ごと覆っている地域すら見かけました。
西部劇に出てくる町のようです。
さて、そんな風景を眺めているうちに、辿り着きました。
本日の目玉スポット、映画「駅、ステーション」の舞台となった、旧増毛駅です。
ちょっと外観に手を入れ過ぎていて、残念な感じですが、この駅の保存目的は、映画とは関係ない感じなので仕方ありませんね。
でも、駅前には、刑事役の健さんが追っていた犯人の妹役・烏丸せつこさんが働いていた食堂が残っていてます。
そこが観光協会になっていて、中には
健さんと恋仲になる賠償千恵子さんのお店が。
この中で、桐子さんが お燗したりしていたんですね。
このカウンター席で二人がもたれ掛かっている背景に流れてくる八代亜紀の切ない歌声。
心に染み入るワンシーンでした。
まさに昭和の香りがします。
室内は観光協会なので見学無料。
しばし椅子に腰掛け、駅・ステーションの映像を振り返りながら、余韻に浸っておりました。
それにしても、健さん。
北海道との縁が深いですよね。
まだ、あと一ヶ所、健さんゆかりのロケ地が北海道にあるので、そこにも、しっかり訪れたいと思っています。
しっとりと、健さんと桐子の世界に浸った一行は、本日の宿営地へと向かうのでありました。
本日の道の駅「ちっぷべつ温泉ゆう&ゆ」です。
町のキャッチフレーズは、「鐘のなるまち」。
この台から、午後6時、9時に鐘がなるのですが……。
このすぐ下あたりが駐車場なので、車中泊の私達には厳しいものが。
まあ、無料で場所をお借りしている身ですから文句は言えません。
ここの道の駅にも、名前のとおり、当然ですが、温泉♨️があります。