倉橋燿子の過去作品紹介 ~「いちご」編~
From 倉橋燿子
学校が夏休みに入ったみたいで、
公園は朝から子どもたちの声で
にぎやかだったな~🌻
楽しそうな笑い声と
元気いっぱいの声を聞いている
だけで、なんだかこっちまで
笑顔になっちゃう。
さて、過去作品紹介第2弾!
今回は、
#初めて読んだ倉橋燿子作品
ランキング2位の『いちご』✨
『いちご』(全5巻)
講談社青い鳥文庫
倉橋燿子/作 さべあのま/絵
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いちごはアトピーに悩む小学5年生
の女の子。父親の仕事のため、
東京から信州の山のなかに引っ越し
てくると、都会での生活からは想像も
つかない大自然のなかの毎日。
学校でのいじめに耐えきれなくなった
いちごを救ったのは、自然や動物たち
の声が聞こえる不思議な少年、光との
出会いでした。
自然と動物、人と人とのつながりの中で、
たくましく成長していく、いちごの物語。
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1994年から始まった『いちご』は、
講談社青い鳥文庫で書いた
初めての作品。
それまで講談社X文庫で、中高校生
を対象にした『風を道しるべに』
などの少女小説を書いていた私に、
「児童書でも書いてみませんか?」
と声をかけていただいたのが
きっかけでした。
小学生向けの物語は初めてで、
正直、何を書いたらいいのか
分からず、結構悩んでもいたんです。
でも、
「こうなったら、
好きなように書こう!」
とすごく自由な気持ちになった途端、
あるご一家との出会いが……。
東京での暮らしを捨て、何もない
山のなかに移り住んで、キャンプ
村を作り、独自のライフスタイルで
暮らしているご一家でした。
その家族には娘さんが一人いて、
ふいに、
「もしかしたら一番大変だったのは、
この子なんじゃないだろうか……」
と思い始めたところから、
「こんな物語を書いてみたいな~」と
物語が頭のなかに、湧き出るように
流れ始めたのをよく覚えています。
そこからは、夢中になって
いちごと光のことを考える日々に。
(↑いちごとひかるの森の中のシーン)
イラストを担当してくださった、
さべあのま先生のステキな絵は
今見ても、とても可愛らしく、
『いちご』が長く愛される作品に
なったのは、さべあ先生の
おかげだなぁとしみじみ思います。
そして何より、熱く語って下さる
読者のみなさまの応援のおかげ💖
今でも、こんなふうに忘れずにいて
くださることを知って、もう心からの
感謝でいっぱいです✨
では、#初めて読んだ倉橋燿子作品
に寄せてくださった感想ツイートと
お手紙の一部をご紹介します!
みなさまの熱いメッセージ、
ものすごく励まされました✨
本当に、本当に、
ありがとうございます!
わたしの『いちご』への思いは、
各巻のあとがきに、割とたくさん
書いてありました。
ちょっと恥ずかしい気もしますが、
ぜひ機会があれば、
初めての方にも、久しぶりの方にも
読んでみてもらえると嬉しいな。
そろそろ、最新刊
『星カフェ』シリーズ第3弾の
発売日が迫ってきました!
8月9日ごろの発売です♡
表紙カバーは、もうしばらく
待っていてくださいね~✨