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建設リスト

偏心

2018.07.23 09:19

偏心とは、構造物の重心(質量の中心)が剛心(剛性の中心)から離れていることをいう。偏心の度合いを偏心率という。重心と剛心が一致している場合には偏心が0となり、重心が剛心から大きく外れた位置にあるほど偏心率は高くなる。

外力が加わったときに、構造物は剛心を中心とし、重心が振り回されるように揺れ、ねじれを生じる。同等の質量・同等の壁の量を持つ建築物ならば、偏心が大きいほどその揺れは大きくなりやすい。

建築物では、この偏心率が耐震上重要な要素となる。平成12年度の建築基準法改正のさいには、建築物の各階の偏心率を0.15以下にすべきであると規定された。