Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

柴崎直孝の公務員試験研究所「柴研」|数的処理・自然科学

「比」の価値

2018.07.23 12:59

今日は大学の課外講座で「比」を扱いました。

数的処理の初心者さんは全ての文章題を方程式で解く傾向にあります。

ガチガチの理系人間であれば何とかなるかもしれませんが、多くの受験生が方程式オンリーの解法に限界を感じているはずです。

そこで「比」が登場します。比は方程式と並んで文章題を解くうえで必要なアイテムです。

ゲームに例えるなら力技の方程式が剣とか槍の物理攻撃で、発想力重視の比が魔法攻撃のようなものです。

分かりづらい例えだって?(笑)要は解き方が一辺倒じゃダメだよってことです。

個人的に比を勉強する価値は次の3つだと思っています。

①普通によく出る

比そのものが題材でなくても、濃度や速さなど比を使って解く問題は多いです。そう考えると方程式よりも使用頻度は高いかもしれません。

②方程式より簡単に解ける

一見すると方程式で解きたくなる問題でも、比を使った方が簡単な問題があります。今年の特別区の問題はその最たる例でしょう。

③発想力が鍛えられる

方程式は式さえ立てられれば後は計算をしていくだけなので、良くも悪くも機械的に処理することができます。

それに対して比は発想力を駆使して解きます。推理の要素が方程式とは比べ物にならないくらい多いので、始めは方程式より扱いが難しいのです。しかし方程式以上に推理をするので自然と発想力や読解力といった数的処理に必要な力が身につきます。

比を使いこなせるようになると数的処理の考え方がレベルアップしますので、是非習得してくださいね(^_^)/


好評発売中!

「数的推理が面白いほどわかる本」

「判断推理が面白いほどわかる本」