レッスン通信♪ (第30号)
生徒のみなさんへ
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
暑かった夏も、やっと終わり、気持ちの良い季節になりましたね。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、本当ですね。
これからは、運動会、音楽会、行楽シーズンですね。
今年も音楽会の伴奏を控えて練習に はげんでいる生徒たちが数名います。
すでに、合唱コンクールの本番を終えた中学生もいます。
夏休み前にクラスで歌う曲が決まった時には、
「この曲は、自分としては不得手な分野の曲なんです。」と、Yちゃんは
言っていました。
最初は手こずっていたようですが、基礎力をしっかりつけるため、
地味とも言える練習を根気よくこなしました。
「この練習を積み重ねれば、必ず安定するから!」と、私も応援し続けました。
そして、夏休みを通してやり遂げた努力の結果でしょう、
先日の合唱祭では、見事、「伴奏賞」を受賞したそうです。
大きな会場での初舞台、さぞかし緊張したと思いますが、やはり、
きちんと勉強していると、精神的にも安定するのでしょうか、
さほどアガらなかったそうです。
やっぱり、何をするにも、日々の努力なのですね。
Yちゃんの「伴奏賞」はもちろん嬉しい出来事でしたが、この話を私にしてくれた
Yちゃんの同級生のMちゃんや、今は教室を卒業しているH君の笑顔が、
もっと私を幸せにしてくれました。
それから、Yちゃんの妹のAちゃんも。
小学1年生の彼女は、お姉ちゃんの演奏前から、ハラハラドキドキしっぱなし
だったそうですが、
「伴奏賞は○組の~」とアナウンスが流れた瞬間に、すぐお姉ちゃんだとわかり、
大喜びしたそうです。レッスンの時に、うれしそうに話してくれました。
Yちゃんが弾いた曲は、前奏が非常に難しく、また、速度も速いため、
リハーサルなしで、突然弾くのは、心配もあったと思います。
不安気なYちゃんに、本番の朝、ご両親が、
「前奏で失敗しても、動じないようにね。
その失敗はあなた一人が負えばすむ、
でも、その気持ちを引きずって、歌が始まってからも影響が出たらみんなに
迷惑がかかるのだから、前奏を間違えても平気でいなさいね。」
と、いうような内容を(少し言葉が違うかもしれませんが)、おっしゃったそうです。
この言葉は、きっと彼女に落ち着きを与えたのだと、納得しました。
本人以上に、ご両親は緊張されていたと思いますが。
この秋も、また楽しい話がいろいろと聞けそうです。
また、今月の久しぶりに拝田先生のレッスンに行く私の美談、いえ、笑い話も、
次回は載せたいと思います。
台風、またこないかな~。そうしたら、拝田先生のレッスン中止になるかしらん。(笑)