Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

ハープのある暮らし

アメリカン ハープ コンフェレンス (2)

2018.07.24 06:20

わ、すっかり、こちらぬ書くのは、遅れていますね💦


ハープコンフェレンス、コンサートは、一日にいくつもあり、そしてメインは、夜はホールで。

2日目、夜のコンチェルト コンサートは、とても素敵なプログラムでした。

Nino Rota のハープコンチェルト、 

(演奏のあとで)

Julie Smith Phillips の演奏はほんと素晴らしい!Impeccable💚   


ステージに現れるときからのオーラ。演奏している姿が、ことさら美しい大好きなハーピストです。 

華やかでbrilliant 、美しい音色。サルゼード奏法独特の構え、宙を舞うようにも、高い位置に持っていく手の動き。 


合わせて演奏中の ”表情の美しさ”。 生まれ出る音楽の完璧さと、魅せる美しさが一体となり、音も見せるハーピストで、ステージ上での演奏(特にコンチェルト)は、かくあるべきと思う理想です。


この3年間に、2人のお母さんになっていて、それもびっくりしましたが、音色も雰囲気も、さらに輝きが増していて、聞きほれ、見とれました。


3か月前に第2子を出産されたばかり。 幼児と新生児をかかえて準備し、コンサートでは、輝く美しさを放つ演奏をされるって、ほんとすごい。


続く、Rodrigo のコンチェルトは、スペインの美しいハーピスト Cristina Montes Mateo はじめてです。 

細っそりした クリスティーナさんが、輝くドレスで、さっそうと現れただけで、会場から、ヒューヒューと声援がけっこうありました。(笑、クラッシックコンサートです)

その上、演奏されたのは、雰囲気にぴったりの、 アランフェス協奏曲 (Aranjuez) ですから。 会場のみんなを、どこか異次元にさらってしまうほど。 



また違ったスタイルで、演奏を魅せるハーピストです。まるで、舞台女優のようにも、存在すべてで、音楽を表すといっても過言でないほど。 協奏曲ですから、その間合いを生かす、ちょっとした手の動き加減にも、ストーリーを感じる、そして、神秘性のある憂いを秘めた、演奏表情が曲にぴったり。(多分、みんな釘付けだったと思います!)


さすが、LAフィルをはじめ、世界各地から望まれる、観客を引き込む演奏姿。このお二人は奏法も、出す音色の特色も違っていて、次々と引き込まれていました。 幸せと感動で、泣けたわ。


最後は、Karl William Jenkins の Over the Stone 2台のハープのコンチェルト。 ハープは、Paul Baker とEllie Choate、 ロスアンジェルスのお二人。 

Catrin Finchのレコーディングで、知られている ‘Crossing the Stone。一度聞くと耳に残る、ウェールズ民謡が土台になっているドラマティックなコンチェルトです。 

よくデュオも組んでいらっしゃるお二人で、息もぴったり。 



ハープコンフェレンスでもないと、なかなかない、次々、奏法や音色も違うハーピストが、それぞれコンチェルトを演奏という、贅沢なプログラムです。どのコンチェルトも、みんな素敵すぎて、スタンディングオベーションでした。