ガイアの法則
私は「次の文明のリーダーは日本」と思っている。その根拠のひとつを「ガイアの法則」で説明してみたい。ここに記す内容は千賀一生著「ガイアの法則」から抜粋したものである。
1、 ユダヤ人に流れたシュメールの叡智
ユダヤ財閥が持つ巨大な影響力や、ユダヤ出身の天才的人物の業績など、なぜこれほどまでに世界に影響を与えてきたのだろう。ユダヤ人ほど歴史に多大な影響を与えた民族はいない。ユダヤ人の中にシュメールの叡智を受け継いだ一派があるのだ。
ユダヤ民族の祖とされるアブラハムがシュメールの叡智を受け継いだ。その叡智の象徴図形が天皇家の紋章として知る「十六菊花紋」である。
2、 スピンする人類史
ヘーゲルは「世界史は東から西に向かって進む」と言った。確かに歴史の焦点は「アメリカ」「イギリス」「ギリシャ」「メソポタミア」と東へと行き着く。これは一定の速度で動いている。正確には、1611年間に経度にして22.5度西側にスピンしてきた。
実はこれとはまったく正反対のもうひとつのスピンが存在する。具体的には1611年間に22.5度東回りに移動するスピンである。
3、 東周りにスピンする歴史
インダス文明が今から約4000年前にアーリア人に征服されるようになると、次に栄えたのがガンジス文明であり、仏教のルーツとしてなじみが深い。ガンジス文明はインダス文明の誕生の地モヘンジョダロから22.5度東に花開いた。
ガンジス文明からさらに22.5度東にスピンするとそこは中国であり唐の時代を中心に世界の頂点に立っていた。その22.5度の位置に洛陽がある。洛陽は中国の歴史の中でもっとも長く都が置かれていた中心地である。
そして、そこから22.5度東へスピンするとそこは東経135度の地点となる。つまり日本の中心であり、日本の標準時ラインである。この地点に焦点が移動いてきた基点は1995年である。なんとその年に阪神淡路大地震があった。
4、 人類の文明法則史
(1) 第1文明期(約6400年前~約4800年前)文明の中心地
東回りスピン 東経45度 シュメール文明
西回りスピン 東経67.5度 前インダス文明
(2) 第2文明期(約4800年前~約3200年前)文明の中心地
東回りスピン 東経67.5度 インダス文明
西回りスピン 東経45度 メソポタミア文明
(3) 第3文明期(約3200年前~約1600年前)文明の中心地
東回りスピン 東経90度 ガンジス文明
西回りスピン 東経22.5度 ギリシャ文明
(4) 第4文明期(約1600年前~現在1995年)文明の中心地
東回りスピン 東経112.5度 中国文明(唐が中心)
西回りスピン 東経0度 アングロサクソン文明(イギリスが中心)
この叡智をユダヤ人の一部が継承し実践してきた。それは子孫の繁栄に最も適した場所へと移動してきた。
5、 地球の雌雄極線
地球上の16ある脈動ポイントはただ単にその場のパワーが強まるというだけでなく、それぞれのポイントにはすべて異なる個性がある。
ロンドンを中心とした0度ポイントは現在陸地となっている場所の中で最大の「分離相対性」の作用が働くフィールドだ。この性質は男性性に象徴される性質であり、個の主張や論理性に長けた性質もこの性質に育まれたもの。
一方、それと対象的な性質を最も強く持つ言語は日本語だ。「最大融合性」の
女性性に象徴される性質。
6、 地球のリズム
リズムはスピンによって引き起こされる。スピンとは宇宙の脈動であり、あらゆる存在にやどっている。
地球のスピンには2種類ある。「自転」として理解しているスピン、もうひとつは「歳差運動」として認知している旋回スピンだ。「歳差運動」とは、コマを回すときコマの傾きがコマの回転とは逆にゆっくりと回転する旋回運動のこと。地球の自転スピンは1スピンに24時間を要するが、歳差運動としての旋回スピンは1スピンに2万5776年を要する。
リズムは1/16なので、25776年÷16=1611年が文明のリズムなのだ。
人間の意識のリズムは24時間÷16=90分であり、これを過ぎると集中力が落ちる。また、人間のバイオリズムは365日÷16≒23日になる。
睡眠による疲労回復が最も高い時間帯が夜の10時~2時の間であることは広く知られている。これは、一つの存在に対して恒星の中心軸と惑星の中心軸とが一直線上に並ぶ時、一つのリズムの節目を形成する。このリズムの節目は生命を蘇生させる作用を持っている。地球と月だけでなく、他の星が一直線上に加わるとその働きがさらに強まる。最も強く作用するのが、太陽・水星・金星・地球が一直線に並ぶタイミングで、144年に一度訪れる。これにより、地球上に生息するすべての生命は、地球自体の脈動リズムとは別に144年のリズムを与えられる。144年÷16=9年であり、占いなどで利用されている。
12年の周期も、太陽系最大惑星である木星の接近周期から生じている。
100年周期の文明変化は中心になるリズムの下位リズムによる。つまり、1611年÷16≒100年になる。
7、 ムー・アトランティスの興亡
地球周期的に大きな変動が起こりやすい節目がある。それは東西スピンが180度開いた時に生じる。正確には180度に東西スピンが開いたタイミングの西回りスピンの最初の脈動のタイミングである。最近に起きた変動は約12000年前の変動だ。その位置を計算すると、大西洋の中央と太平洋のやや日本寄りの位置に東西スピンが来ている。チャーチワードという人が約12000年前に太平洋にあったムー大陸が沈んだという説や、プラトンがやはり約12000前に大西洋にあったアトランティス大陸が沈んだと言ったことが本当の事に思える。
ムー大陸が滅ぶときに日本列島へ移転した人々がいた。そして、その人々がシュメール文明よりもさらに6400年前に日本列島で縄文文明をスタートさせた。彼らは南米大陸まで行けるほどの航行技術と知識を持つ平和な人々であった。その人々は日本各地に移り住んだが、その中心人物は淡路島の東経135度の位置に定住した。「古事記」に書かれた国生み神話はその記録なのだ。
8、 日本の東経135度が未来へのカギ
次の時代への転換期間は惑星そのものの次元では1995年前後約100年がそれに相当している。現象界と人間社会の変化の時限においては1995年から約100年間が転換期になる。焦点が結ばれる地域の周辺、すなわちアジアの広範囲が活気づくことになる。135度文明が最大の力を発揮する時期は西暦2400年前後となる。今の我々が最も肝心な真の節目の中にいて、西暦2400年の世界は我々の意識の結果の世界だ。この世界は見えない次元から形成されてゆく。現象はそれよりも大きく遅れて現れる。
東経135度のフィールドは1/16リズムに共鳴する波長を持つ者にとって、創造的インスピレーションを感知しやすいフィールドなのだ。この135度のリズムの影響力は日本全土に及んでいるが、特に焦点の近域で誕生した人、あるいは生活した人の中には類まれなインスピレーションを受け取ることがある。東経135度からスピンの進行方向に1.4度の範囲内は強いフィールド内となる。
今、1/16リズムである1611年の転換と、1/4リズムである転換とが重なり合った人類の最大規模の転換期にさしかかっている。かつての6444年間の人類文明とはまったく異なる世界が、すでに胎動を始めている。