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ZIPANG-7 TOKIO 2020 全国の姥神像行脚(その55)福島の姥神たち・会津若松市・・・【寄稿文】 廣谷知行

2023.07.25 03:27


福島県会津若松市


会津 若松城


会津 さざえ堂 


前回ご紹介した喜多方市の隣、福島県会津地方の中心にある会津若松市は、2013年の大河ドラマで俳優の綾瀬はるかさんが主演した「八重の桜」の主な舞台となった会津若松城(鶴ヶ城)のある市として有名です。


また、同ドラマの主人公、新島八重が活躍した幕末の戊辰戦争時、若くして会津藩のため殉職した白虎隊も有名で、同隊員たちの墓標のある飯盛山も有名な観光地となっています。


その飯盛山には、日本三大さざえ堂のひとつであり、国指定文化財の円通三匝堂があります。全国のさざえ堂のなかでも特にこの会津のものはすべての通路がスロープとなっていて、行きと帰りが別の道の一方通行の2重螺旋構造で造られた非常に珍しい建物です。


またそのらせん構造に合わせた、さざえを彷彿させるデザインをその外観からも覗うことができるのもここだけではないでしょうか。


さて、その29で紹介した大戸町の橋姫、また、その52で紹介した本元飯豊山、そして大戸岳の姥神像は、どれも同市となります。今回はその他にある市内の姥神像をご紹介します。


長福寺


長福寺の御姥尊


会津若松市日新町の長福寺に姥堂があり、中に御姥尊と呼ばれる木造の姥神像があります。普段は見ることができず、毎年7月1日に行われる市初めのお祭りの日に開帳しています。安産、子育てに霊験があるとされ、願を掛ける時しゃもじを供える風習があるようです。単独で祀られていますので、本尊-姥神型として祀られています。


八葉寺


八葉寺の御姥尊


八葉寺の十王堂


八葉寺の空也堂


同市関河東町の冬木沢に八葉寺があり、その本堂の阿弥陀堂は国の重要文化財になっています。ここは、会津高野山として古くから信仰を集め、毎年8月のお盆前に冬木沢詣りとして多くの参拝客が訪れます。その習慣についても国の重要文化財に指定されています。


冬木沢詣りの時、普段は奥の院に安置されている姥神像を姥堂に移動しています。単独で堂に祀り、普段は秘仏となっていること、しかしながら奥の院の手前の参道沿いに姥堂があり、8月にはここに置かれることから、本尊・境界両方-姥神型として祀っているのかと思われます。


また、この寺には本堂の他に十王堂が別にあり、閻魔像とともに十王像が祀られていますがここに姥神像(奪衣婆像)はありません。そのほか空也上人が開祖であるため、空也上人像の祀られた堂もあります。


横堀地区


横堀の姥神像


八葉寺の近く、横堀地区の辻に堂があり、石造の姥神像があります。お堂に単独で祀られていますので本尊-姥神型として祀られていると考えられます。



ZIPANG-7 TOKIO 2020 全国の姥神像行脚(その54)福島の姥神たち・喜多方市・・・【寄稿文】 廣谷知行

https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/5253344



続く・・・


寄稿文
廣谷知行(ひろたに ともゆき)
姥神信仰研究家


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。

発行元責任者 鎹八咫烏(ZIPANG TOKIO 2020 編集局)



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


町の東部には沼沢火山の噴火によって出来た二重カルデラ湖である「沼沢湖」が四季折々に神秘的な景観を見せてくれます。



奧会津金山町にて出土 本名式縄文土器


金山町では町内のあちこちから縄文時代中期の土器がたくさん出土し、その頃にはすでに人々の生活の営みがあったとされています。

中世には、この一帯は会津四家の一人といわれた山ノ内一族の支配にあり、山ノ内は横田にある中丸城を中心に七つの城を構え、現在の集落はこの頃に形づくられています。

江戸時代には東部は「金山谷」、西部は「伊北郷」と呼ばれ、尾瀬を含む広大な幕府の直轄地である天領「南山御蔵入」の一角として「御蔵入の民」ならではの誇り高い生活文化を受け継いできた地域でもあります。


奥会津 金山町 町の木【桐】

金山町の特産として生活に密着し、厳しい自然の中で育ちゆく姿は町の発展を象徴しています。


ZIPANG-2 TOKIO 2020 御蔵入の民「奧会津 金山町(その1)」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/5253344




奧会津「金山町」は、福島県の西部にあり尾瀬の清流を源流として流れる只見川の中流域に位置し、越後山脈を挟んで新潟県に接しています。磐越自動車道坂下I.Cから町の中心川口まで約40分、会津若松からJR只見線では1時間半程度の所にあります。日本海型の気候で、全国有数の豪雪地帯です。根雪期間は4か月にも及びます。

古くは金山谷と呼ばれたこのあたりは、中世には会津四家のひとり山ノ内氏の支配下にあり、江戸時代には、尾瀬をも含む広大な幕府直轄地・天領「南山御蔵入」の一角でした。昭和30年沼沢・川口・本名・横田の4村が合併して金山村となり、昭和33年町制施行によ金山町となりました。総面積は293.97平方メートルでその90%は山岳地帯で、人工は約3,700人、1,300世帯、大小30集落があり、高齢化率は約37%と東北でも有数です。”子供の集うまち”をめざし、住みよい町づくりを進めています。


奥会津 金山町 鮭立の磨崖仏


鮭立の磨崖仏(さけだちのまがいぶつ)

天明、天保の飢饉の惨状を見て、修験者が五穀豊穣と病苦の退散を祈って磨崖仏を彫ったものと伝えられています。制作当初は顔料をもって彩色。

金山町大字山入字石日山2692


ヒポクラテス曰く「健康の源は、陽の光と水と空気と大地である」と、まさに金山町は・・・


ZIPANG-2 TOKIO 2020~子供の集うまちを目指して~「奧会津金山町の見どころ『観光&歴史』(その2)」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/5288744



奧会津 金山町 沼沢湖「湖水まつり」


金山町の見どころ(観光&歴史)

沼沢集落に伝わる大蛇退治伝説から

沼沢湖「湖水まつり」の大蛇退治が誕生しました。

鎌倉時代 、髪の長さが2丈(6メートル)もある美女に化けることができ、人を惑わせたり襲ったりし、村人たちから恐れらた沼沢沼の大蛇がいました ・・・



すっぽりと霧に包まれてゆく…妖精たちと龍神の潜む町「奧会津金山町(かねやま)」。
丁度今の時期は紅葉と霧が深く立ち込め幻想的な風景を醸し出しています。

森と湖、川、いで湯に恵まれた「奥会津金山町」は、福島県の西部にあり、越後山脈をはさんで新潟県に接しています。尾瀬を源とする只見川の雄大な流れや神秘的な伝説を残す沼沢湖、爽やかなブナの森、鳥やリスや野ウサギやキツネたち、澄みきった渓流、山菜やきのこなどの山の恵み。

春夏秋冬の彩りに 包まれた大自然を間近に感じることのできる奥会津金山町(かねやま)は、大自然とふれあう楽しみが数えきれないほどあります。 

のんびり、ゆったり散策してみてください。 妖精たちにも出会えるかも知れません。


奧会津金山町 炭酸温泉(天然サイダー温泉)


天然サイダー温泉とは?

水中にしゅわしゅわの炭酸ガスが現れる炭酸温泉は、日本にわずか0.6%しか存在しない幻の温泉。そんな炭酸温泉のなかでも高濃度※1で、水温が比較的高い※2のが金山町の「天然サイダー温泉」の特徴。高品質のお湯にゆったり浸かれる、日本でも希少な温泉なのです。

※1 天然サイダー温泉は、水1kgに対して遊離二酸化炭素を1121mg含有。

全国トップクラスの「療養炭酸泉」です。

※2 一般的に30℃以下の低温であることが多い炭酸温泉ですが、金山町の天然サイダー温泉は40℃前後の温かさをキープしています。

温泉だけではありません!

金山町大塩地区には、冷たい炭酸水がしゅわっと湧き出る井戸もあるのです。微炭酸のまろやかな口当たりをぜひ試してみて下さい!

泉質名:ナトリウム-炭酸水素塩、塩化物、硫酸塩温泉

一般適応症:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔痴、冷え性、病後回復期、疲労回復期、疲労、健康増進

泉質別適応症:きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、慢性婦人病、虚弱児童 


ZIPANG-2 TOKIO 2020「沼沢湖水まつりと奧会津金山町の見どころ(観光&歴史)最終話」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/5298695




會津十楽とは

~会津で花開いた独自の食や工芸文化を体感できる會津十楽 現代に再現された味覚やデザインに触れ400年以上前にタイムスリップ~

洗練された南蛮文化の他、漆器や酒造りを奨励した蒲生氏郷公。織田信長公の“楽市”をさらに発展させた「十楽」という制度を城下に敷き、経済・文化振興を図りました。この制度を再現する物産イベント「會津十楽」です。

南蛮寺をイメージしたオリジナルデザインの南蛮小屋(ブース)を並べ、 時代衣装を身に纏ったスタッフが当時の食文化、当時の食を再現した「食楽」、匠の技を展示・販売する「匠楽(しょうらく)」、お伽衆朗読劇や絵付け体験などの「興楽(きょうらく)」など3つのコーナーで400年以上前の時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を再現します。



ZIPANG TOKIO 2020「『會津十楽 』450年の時を超えて自由市會津十楽が復活 鶴ヶ城で開催」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2207674



※現在、2100件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


新サイトの記事をご覧いただけます。

ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
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最新の記事をご覧いただけます。

ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
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ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
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ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
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ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
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ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
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