デジタル技術の活用及びDX推進について
Brain-Plusではデジタル技術活用は必須の課題ととらえ、積極的に取り組んでいます。
A.経営の方向性及びデジタル技術等の活用の方向性
a. デジタル技術が社会や自社の競争環境に及ぼす影響に付いての認識
[これまで]
地理的な制約の減少
デジタル技術の進化と普及により、私たちのコーチングと研修サービスは地理的な制約を超えて、より多くのクライアントに提供可能となりました。
パーソナライズ
従来の研修は集合研修が基本でしたが、動画の活用により受講者個人が都合の良い時に学ぶことができるようになりました。動画学習と集合研修でのディスカッションやフィードバックのミックスにより、自由度の高さと効果の高さの両立が可能になりました。
効率化
電子署名の導入や契約書等のデジタル化によって業務プロセスが劇的に効率化され、これまでの紙ベースの作業時間を大幅に削減することができました。さらに、コミュニケーションツールの活用やオンラインでのミーティング実施により、クライアントとのコミュニケーションの速度と品質が向上してきました。
[これから]
これまでの変化に加え、AI技術の目覚ましい発展により、私たちのサービスは変化していくと予測しています。
コーチングや研修で得られるベネフィットの一部が、対話型AIやそれを活用したシステムでも得られるようになりました。
これからは私たちサービス提供者がAIの強みと人間の強みを見分け、双方を上手に活用したソリューションの提案を求められると考えています。
b. 経営ビジョンやビジネスモデル
Brain-Plusでは、精神的に豊かな世の中を実現したいと本気で考えている方たちが、やりたいことに自信をもって全力で邁進できる社会を作ることをビジョンとしています。
そのために、コーチングや研修でメンタル面への支援をすると同時に、コーチングの普及のためコーチの育成にも努めています。
デジタル技術活用の観点では、以下の2点が重要課題です。
(1)AIの強みと人間の強みの組み合わせ
AI技術によって得られる膨大な情報量を背景とした、検討すべき範囲を網羅する力、相手の状態を分析する力、具体的解決策を提案する力は、遅かれ早かれ各分野のエキスパートをも凌駕していくことでしょう。一方で、心の暖かさ、安心感、充実感、自己肯定感、モチベーション等は、人間との対話の中で、相手が心から共感してくれたり、応援してくれたりすることで得られる側面が大きいと考えています。
Brain-Plusでは、AI技術の持つ強み、人間との対話の持つ強みを組み合わせ、パーソナライズされた対話や研修を提供することを目指しています。
(2)バックエンド業務の効率化
クライアントに対して徹底的に寄り添い、心からの共感、応援をするには、クライアントに向き合う時間をかけることが大きな価値につながります。それを実現するためには、クライアントと対面している時間以外の業務を徹底的に効率化する必要があります。そのために、最新のデジタル技術のメリットを最大限に活用していきます。
B.上記を実現するための戦略
Brain-Plusでは、最新のデジタル技術を常に取り入れ、我々自身の知識とスキルを維持・強化することに注力しています。
さらに、最新のAIの強みと人間の強みを組み合わせ、さらに良いコーチング体験を提供するためのシステム開発を進めています。このシステムは2024年中の製品化を目指しています。
また、全てのビジネスプロセスをデジタル化し、業務の効率化とクライアントへのレスポンス速度向上を図ることにより、私たちのビジョンを具現化しています。
C.上記の戦略を推進するための体制
デジタル化とセキュリティは、ビジネスにとって重要な要素であるため、そのための以下の役割を定義し、個人事業でありながらもデジタル技術活用を最大限に推進する体制を整えています。
CIO(最高情報責任者)としての役割
・最新技術の情報収集
・情報戦略策定
・活用する情報システムの選定、導入、保守
・ビジネスパートナーの協力を仰ぎ、最新のテクノロジーを活用したサービスを開発
CISO(最高セキュリティ責任者)としての役割
・パスワード管理
・顧客情報を保持するすべての媒体の暗号化
・バックアップデータの管理
・セキュアな通信の確保
・使用ソフトウェアのバージョン管理
・セキュリティ対策に関する情報収集
これらの項目を実践するため、日頃の業務や取組中のデジタル化推進タスクとは別に、月1回以上の頻度でさらなるデジタル強化の検討時間を設けています。
以上が私たちのデジタル技術の活用及びDX推進に対する取り組みです。私たちは、これらの取り組みを通じて、常にクライアントのニーズに対応し、より高品質なサービスを提供できるように努めています。