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【事例編】東京五輪関連施設「武蔵野の森総合スポーツプラザ」でも「地中熱利用」

2018.07.25 06:54

◆プールの冷却・加温で地中熱利用


2020年開催の東京オリンピック・パラリンピック会場となる新設施設で最も早く2017年11月に開業した「武蔵野の森総合スポーツプラザ」も『地中熱』など再生可能エネルギーが導入されています。

 400万人を超える人口を擁し、首都圏の中核拠点として発展がさらに期待される多摩地区に、多様なスポーツニーズに応える総合スポーツ施設として整備されたもので、メインアリーナ棟、サブアリーナ・プール棟の2棟が整備され、プールなど一般利用が進んでいます。Jリーグの試合も行われている味の素スタジアムに隣接しており、アクセスも良い好立地の場所にあります。2020年の東京オリンピックにおいては、近代五種やバドミントンの会場となる予定となっています。

 コージェネレーションシステムを導入するほか、太陽光発電、太陽熱利用、地中熱利用の再生可能エネルギーを利用し、計画では約 10,000GJ/年の削減ができるものとされています。

 地中熱は、47本×100mの地中熱交換井47本、373kWの熱源機1台でプールの冷却・加温に利用されています。(写真は「武蔵野の森総合スポーツプラザ」ホームページより転載)

 先にも紹介した通り、プールはすでに一般利用が始められています。平日・土曜日:午前9時から午後10時30分まで(最終入場は午後10時まで)、日曜・祝日:午前9時から午後9時30分までとなっており、利用料金は1回3時間の利用で500円(プール・トレーニングルームの併用可)となっていますので、この暑い夏、利用されてみてはいかがでしょうか?

 「武蔵野の森総合スポーツプラザ」HP

https://www.musamori-plaza.com/