犬猫の幸せと人間のエゴ
毎日毎日、気温30度超えの北海道北見市。
ここは本当に北海道なのだろうか?
なんて言いながら、あとひと月もすれば寒い寒いといいだすんですけどね。
自分を客観視しただけでも、人間というのは身勝手な生き物です💦
先日、お世話になっている方から子猫の保護依頼がありました。
母猫の姿が見えず、子猫だけが取り残されているので何とかならないだろうか?と。
きたみねこは保護団体ではなく、保護猫を対象とした譲渡会を企画・開催する集団なので
きたみねこ宛てへの猫の保護依頼はお断りしているのですが、
私個人としては元々保護主になることも厭わないので保護する方向で話はまとまったのですが、結局は母猫が現れて、子猫とともにどこかへ行ってしまったので、
今後現れたら母子どもども保護して母猫には不妊手術を施してTNR(年齢や人馴れ具合にも寄りますが)する予定でいます。
※だからってむやみに保護依頼してきてもダメですよ。
私は、私が保護すると決めた時だけ保護します。私、身勝手なので。
今ふと、思い出した。
20年以上前に、コーギーとシェルティーの雑種を引き取ったことがあります。
庭先で不妊化せずに飼っていたコーギーのメスが放れていたシェルティーのオスと交尾してしまい、産まれた子犬の里親になったのです。
動物病院に連れて行った際に「犬種は?」と聞かれ「雑種です」と答えたら
「MIXですね?」と返され、「今は雑種って言わないんだ…」と、とても不思議な気持ちになったことがあります。
あれから20年以上が経ち、今ではペットショップで
チワックスとかシュナプーとかダップー、ヨーチワ、チワマル、マルプー等々
”ミックス犬”などと言われて販売されていますが、
コーギーとシェルティーの子なら、コーシェル?シェルギー?コーティー?
そういう子たちは管理不足で交配してしまい産まれた子なのか、
それとも物珍しさを狙って交配させているのか、どっちなのでしょうね?
そして「元繁殖犬です。」と経緯を書かれて
ショップ内のケージにちょこんと座っていた子も見たことがあります。
その時は繁殖犬って何?くらいにしか思わなかったのです。
その疑問を解決したくてネットの海を彷徨っていたら、
移動販売なんていうものもあることを知り。
まあ、店頭で販売していても来るお客さんは限定されてしまうのだろうし、
そのままにしていても月日だけが過ぎていき、大きくなってしまったら販売機会を逃してしまうのだろうし…
これは野良で産まれて保護された子猫や、若いうちに保護された野良猫にも言えることで、
運命の飼い主に出会えるまで何年もかかる子もいますしね。
そしたら引き取り屋なるものまであるじゃないですか!?
(引き取り屋に関しては、公益財団法人動物環境・福祉協会Evaのページを参照)
移動販売は「譲渡会」と銘打って売りに来る、とか
動物愛護法の数値規制【第21条】の運用開始で基準値を超えた犬猫(余剰犬猫)の行き場がないとか、知らなかったことがわんさか出てきて頭の中が整理しきれない💦
数値規制に関して思うのは、なんでもかんでも規制して、
その受け皿を考えない、いつもの政治のやり方か!なんてね。
調べれば調べるほど、純血、雑種、野良問わず、
犬猫の問題って多方面に波及していて簡単な問題ではないんだな、と改めて思います
各地の保健所や振興局、愛護センター。
ボランティア団体、保護団体、個人保護ボランティア。
ブリーダー、ペットショップなどなど、
みんなそれぞれの活動があり、生活があり、目的があり、手段があり。
運命の出会いがペットショップにあるのか保健所にあるのか、
それはひとそれぞれの考え方なので、
そこで買うな!そこで貰うな!などという気は毛頭ございません。