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四季の旅写真Gallery Annex

斜里岳の麓の町で(釧網本線他)

2023.07.26 22:19

逆光シルエットの斜里岳をバックに、北見に向かう始発列車。手前の畑にはジャガイモの花。見たかった夏景色です。でも、白老から400キロ離れた斜里の町は遠かった。道民になって実感する北海道の広さです。せっかくなのでここで3日間、旅人になってきました。(2023/7/18-23)

妻の仕事が一段落したので、長旅をしてきました。宿泊地を転々とするよりは滞在型にしようと、清里町で見つけたコテージを目指す旅に出発です。途中、金山湖で根室本線。今年もラベンダー、でも最後のラベンダーです。

旅の初日は北見泊。夜は当然「焼き肉(肉炉端ホルモン焼 百萬力)」です。北見駅でちょこっと撮影。宗谷色のキハ40がホームにいました。北見はすっかりカーリングの街になりましたね。

北見に来たら緋牛内。朝練で交換風景を撮ってきました。今年もヨンマル同士の交換が見られました。ただし、上りは、タラコサンドで先頭は54でしたが(^^ゞ

チェックアウト後は、夏の緑に覆われた西女満別駅に寄りました。シンプルな非電化単線の線路とホーム。ローカル線の原点のような風景です。この後、女満別のサクランボ狩り、サロマ湖でお昼を食べ、斜里・清里町を目指しました。

旅の目的地、清里町にようやく到着。宿(コテージ)は、釧網本線緑駅が最寄り。チェックイン前に、サクラマスの遡上(滝登り)で有名なさくらの滝に寄りました。ここは3度目の訪問ですが、今回が最も盛んな滝登りが見られました。ヤマメが海に渡りサクラマスになり、やがて故郷の川で産卵する。滝を登れるのは僅か10%。強い種を守るためのナチュラルセレクション。生命の神秘です。

コテージには3泊しました。2階建ての一軒家。自炊もできて快適です。釧網本線沿いにあり、鉄道撮影にも好都合です。毎朝、緑始発のヨンマルを撮りました。コテージ滞在中、最初の朝。ジャガイモ畑越しに構えると、知床斜里からやってきた回送はタラコでした。

タラコが釧網本線に入った証にと、始発列車は清里町駅で撮りました。

コテージは、フィッシングガイド付き(別料金)。せっかくなので、斜里川の渓流付きのガイドをお願いしました。絶滅危惧種「オショロコマ」が釣れました!

コテージ滞在2日目の朝練より。

コテージ滞在3日目は、斜里の町で「ねぷた祭り」が開催されました。祭りに向かう途中、麦畑を走る54を撮りました。

斜里にある「天国に続く道」にも行ってきました。

知床ねぷたです。午後7時に開始。初めて見るねぷた。斜里町は弘前出身者が開拓に貢献した町。弘前市とは姉妹都市です。そんな経緯から、弘前のねぷたが伝承されました。首都圏で想像するような混雑はなく、道路沿いでゆったり見物できました。

コテージ滞在最終日も、朝練をしました。大きなポプラの木とヨンマル、夏らしい1枚が撮れました。2枚目はビート畑です。

帰りはノンビりと。途中、立ち寄った陸別町。2006年に廃線となった「ちほく高原鉄道」が動態保存されています。

最後に帯広で1泊。社の森で、久しぶりにエゾリス君にも会えました。

天気に恵まれ、自然と戯れた素晴らしい旅になりました。白老鉄日記vol.138「斜里岳の麓の町で」でした。
旅程は、以下のとおりでした。

7/18 北見市 ルートイン大通西
7/19-21 清里町 フィッシングコテージねこのしっぽ
7/22 音更町 天然温泉ホテル鳳乃舞